セガの『ソニック』シリーズを映画化した『ソニック・ザ・ムービー』の続編製作が決定したことをパラマウント・ピクチャーズとセガサミーが明らかにした。海外メディアVarietyを通じて発表したもので、監督は前作に引き続きジェフ・ファウラー氏、脚本はパトリック・ケイシー氏とジョシュ・ミラー氏が務める。まだ製作段階のため、キャストや公開時期などは未発表。
『ソニック・ザ・ムービー』では、地球にやってきた音速のハリネズミ「ソニック」が、ジェームズ・マースデン氏演じる保安官のトムと共に、世界征服を狙うドクターエッグマンと戦うことになる。ドクターエッグマンはジム・キャリー氏が演じており、実写ながらまるでゲームから飛び出したような造形は大きな話題となった。
映画製作の発表当時は、原作とはかなり離れたソニックの造形から大きな批判を受けた。その批判に答え、映画の公開を延期してソニックの造形を再設計。それが功を奏してか、アメリカで公開されてからは『名探偵ピカチュウ』を超える興行成績をおさめた。
ただし、日本や中国など、複数の地域で新型コロナウイルスの感染拡大による公開延期がたたり、世界的な興行収入は『名探偵ピカチュウ』には及んでいない。日本では3月末に公開延期が発表されたが、記事執筆時点で日本での上映スケジュールは未発表となっている。
映画の評価も高く、映画の評価集計サイトRotten Tomatoesでは、記事執筆時点でオーディエンススコアは93点なっている。
評価が高く興行成績も良かったため、続編が出ることは間違いないだろうと目されていた『ソニック・ザ・ムービー』。銀幕で再びソニックが走り回るのを見られるのは、そう遠いものではないだろう。
ライター/古嶋誉幸