“近年私がプレイした中で、もっともイノベーティブなシューター”が、コアとなる特徴はそのままにローグライク要素を取り入れて帰ってくる。
ゲームデベロッパーのSUPERHOT Teamは、プレイヤーの移動中にのみ時間が進行するFPS『SUPERHOT: MIND CONTROL DELETE』を7月16日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4、Xbox One、PC。価格は25ドル(約2670円)。より多くのプラットフォームへの移植も予定されている。
7月16日のリリースまでに、上記のプラットフォームで前作『SUPERHOT』を購入していれば、無料で『SUPERHOT: MIND CONTROL DELETE』が配布される。ただし、このキャンペーンではXbox Live with Goldのような無料配布で手に入った『SUPERHOT』は対象としていない。
『SUPERHOT: MIND CONTROL DELETE』は、『SUPERHOT』、『SUPERHOT VR』に続くシリーズ最新作となる。前作のDLCではなく、単体で動作するゲームだ。前作をプレイしていなくても楽しめるが、プレイしていればゲームの一部の理解をより深められる程度の関連性があるという。
本作はこれまで同様、プレイヤーが動くと時間が進行するアクションパズル的なゲームプレイにローグライク要素を追加。さまざまな戦いを切り抜け、途中で起きるイベントでHPを回復させたり、スキルやハックといった新たな特殊能力を得てさらに先へと進むゲームプレイへと変更された。
ローグライク要素を取り入れた結果、本作のコンテンツ量は前2作に比べて大きくなっている。プレイヤーは何度も死んでは、異なる結果を求めて初めからやり直すことになるだろう。クリア時間は12時間から15時間と見積もられている。
なお長時間のプレイとなるため、本作はVRへの対応は今のところ予定されていない。一般的なフラットスクリーンで遊ぶように設計されている。
『SUPERHOT: MIND CONTROL DELETE』という名前を聞くと、前作までをプレイした方ならなんとなくこの物語の方向性が見えてくるかもしれない。SUPERHOT Teamはこのタイトルをつけた理由を「物語に深く関わるため」とあえて明かしていない。
はたして、第1作目から4年経った今も本作は「もっともイノベーティブな作品」であり続けているだろうか。7月16日のリリースを楽しみに待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸