Googleは、7月15日にクラウドゲーミングサービスGoogle Stadiaの新作ゲームなどを紹介する「Stadia Connect」を放送した。本編は20分ほどの動画だが、発表を3分にまとめた縮小版の動画もアップロードされている。
今回発表されたのは、『Bomberman R Online』や『Dead by Daylight』、『Serious Sam 4』、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』など、多くがマルチプレイに対応しているか、あるいは入力にラグがあると遊びにくいアクションゲームとなっている。
このほか、Stadiaの独占ゲームとして『Orcs Must Die 3』、『Gears Tactics』や『Dirty Bomb』を開発したSplash Damageの新作『Outcasters』が発表。具体的なタイトルは明かされていないが、『Rockband』のHarmonix、『アンティル・ドーン 惨劇の山荘』のSupermassive Games、『Submerged』やスマートフォンでリリースされた『EPOCH』のUppercut Gamesの新作がリリースされることも発表された。
Google Stadiaはサービス初期から『Assassin’s Creed Odyssey』や『Destiny 2』など、入力に遅延があると遊びにくいアクションゲームであってもリストに加えている。
日本からはサービスに加入できないため、ストリーミングによる遅延がどの程度か、ほかの国の利用者の言葉を参考にするしかない。利用者の環境の依存が小さくないためか、問題ないという意見もあれば、大いに問題だという意見も見られる。
総じて高速なインターネット回線があれば問題なく遊べるようだ。入力遅延を低減するノウハウも共有されている。
敵の攻撃にあわせた行動を即座に取ることが求められる『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』を追加したのも、Googleの自信の表れだといえるだろう。
Googleは「Click to Play」と呼ぶサービスもあわせて発表。Stadia Pro加入者がYouTubeでストリーマーのゲームプレイを鑑賞しているとき、動画の説明欄に表示されたURLをクリックすることで、即座にそのゲームを遊ぶことができるサービスだ。
64人対戦のバトロワが楽しめるGoogle Stadia用ゲーム『Super Bomberman R Online』発表。クラウドゲーミングサービスの威力を発揮した機能を搭載してパワーアップした『スーパーボンバーマンR』
世界ではまだ14カ国と、Google Stadiaがサービスを行っている国はまだまだ少ない。特に64人対戦のバトルロイヤルモードをくわえた『Bomberman R Online』は是非遊んでみたいが、サービスが提供されていない以上指をくわえて見ているしかない。早急なサービス地域の拡大が求められる。
ライター/古嶋誉幸