まるで『テトリス99』のように、クラシックなゲームをバトルロイヤルゲームにする流れが『ボンバーマン』にもやってきた。
コナミは、7月15日に行われたクラウドゲーミングサービスGoogle Stadiaのオンラインイベント「Stadia Connect」にて、『Super Bomberman R Online』を発表した。2017年に発売されたNintendo Switch用ソフト『スーパーボンバーマンR』のGoogle Stadia版となる。
最大の特徴は、最大64人対戦が可能な「Battle 64」モードが搭載されることだ。64人のプレイヤーはひとつのマップで一斉に戦うわけではなく、少人数のグループに別れて複数のエリアでそれぞれ敵プレイヤーと戦うことになる。
『ボンバーマン』シリーズお馴染みのこの戦闘は「バトルフェーズ」と呼ばれており、バトルフェーズが終わるとほかの他のエリアへ移動するためのゲートが開放される「ムーブメントフェーズ」が始まる。ムーブメントフェーズの終わりにはブロックが落ちてきて、さらに新たなバトルフェーズが始まるという流れだ。
「!」マークが点滅しているエリアは、タイマーが0になるとゲートが閉じて閉鎖される。爆弾で倒されるほかに、「!」マークが付いたエリアを制限時間内に脱出できなかった場合も敗北となる。最後に残ったエリアにたどり着けたプレイヤー同士が戦い、見事生き残れば「ボンバーワン」となる。
『Super Bomberman R Online』はほかにもGoogle Stadiaらしい機能が搭載されている。「Cloud Play」は、ストリーマーの画面上にあるリンクから、ストリーマーが参加しているゲームに飛び入り参加できる機能だ。
たくさんのほかのプレイヤーと戦うため、自分のボンバーマンをカスタマイズする機能も用意されている。ボンバーマンの服や、爆弾のスキンが選べる。スクリーンショットでは、ロッカー風の衣装「ロックンロール」や、弾けるつながりなのだろうか、爆弾の「ポップコーン」スキンが確認できる。
『スーパーボンバーマンR』にクラウドゲーミングサービスらしいユニークな機能を導入した『Super Bomberman R Online』。日本からプレイできる日が楽しみだが、残念ながら本サービスはまだ日本では利用できない。いつ頃サービス地域が拡大されるかも分からないため、しばらくは64人対戦のバトロワ『ボンバーマン』を楽しめそうもない。一刻も早いサービス地域拡大を願うばかりだ。
ライター/古嶋誉幸