7月24日に公開されたマイクロソフトのゲーム情報番組「Xbox Games Showcase」にて、チェルノブイリ原発事故をテーマにしたオープンワールドFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2』の初のトレイラーが公開された。
対応プラットフォームはPCとXbox Series X。リリース初日からゲーム定額遊び放題サービスXbox Game Passにも対応。コンソールはXbox Series Xの完全独占ではなく、先行リリースとなる。
トレイラーではプリピャチの市内にある遊園地や、不気味な地下、危険なアノマリー、廃墟、そして『S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl』で最初に訪れる小さな集落など、チェルノブイリ原発事故が起きた「ZONE」のさまざまなロケーションが確認できる。
『S.T.A.L.K.E.R. 2』は、2007年に発売され、全3作リリースされたオープンワールドFPS『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズの最新作だ。現実でも起きたチェルノブイリ原発事故と、ストルガツキー兄弟による小説『路傍のピクニック』を組み合わせたような世界を舞台に、原発事故の影響地域「ZONE」でお宝を探すハンター「ストーカー」たちの姿を描く。
公式Twitterアカウントでは、ゲームの特徴についての質疑応答を掲載している。それによると、前作はマップがいくつかに分割され、今の感覚では「セミオープンワールド」ゲームといった内容だったが、本作は現時点で最大級のシームレスなオープンワールドタイトルのひとつになるという。
ストーリーはノンリニアが特徴。前作でもプレイヤーの選択による分岐はあったが、本作ではプレイヤーの選択が短期だけでなく長期でも影響し、前作同様マルチエンディングとなる。
なお、今回公開されたトレイラーは「リリース時に目指しているグラフィックや雰囲気を示している」とされている。ゲームで使用されるエンジンとモデルを利用して作られているので、実際にトレイラーに出てきたロケーションが出るかは不明ながら、ゲームがこういった雰囲気になるのは間違いない。
『S.T.A.L.K.E.R. 2』のリリース日はまだ未発表ながら、リリース時点でゲームを改造するModにも対応を目指して開発中だ。公式サイトでは今回のトレイラーからスクリーンショットもいくつか公開されているので、そちらも合わせて確認してほしい。
ライター/古嶋誉幸