パブリッシャーのAMCは、Bacronymの開発する旅客シミュレーションゲーム『Airplane Mode』の新しいトレイラーを公開した。映像ではニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港からカナダのハリファックス・ロバート・L・スタンフィールド国際空港までのフライトの一幕を描いている。
Microsoftがリリースしたフライトシミュレーションゲームが話題になっているが、本作は旅客機に客として乗り込み、フライトの時間をリアルタイムで楽しむゲームだ。乱気流や遅延など、プレイするたびに飛行機での移動でありがちな事件が起きる。
飛行機を操縦することはできないが、プレイヤーは席に座ってシートベルトを締め、目の前にあるモニターで映画を見たり、有料wifiでインターネットをしたり、音楽を聴いたりできる。
ゲームで楽しめるのは、前述の通り飛行機に乗ったことがある方にはお馴染みの出来事ばかりだ。しかもプレイする度に異なるイベントが起きる。乗ったことがないという方には、ゲームを通じて実際のフライトの雰囲気を楽しむよいチャンスになるだろう。
長時間のフライトでも、映画を見ていれば意外に時間が経つのは早いものだが、ゲームで視聴できるのは1930年代のヒット映画をフィーチャーした映像だという。2019年に公開されたトレイラーでは、1902年に公開された映画『月世界旅行』が流れている。著作権の切れた映像が用意されているようだ。
目の前のモニターではほかにも、フライトトラッカーで現在地を確認したりもできる。飽きてきたら窓をから外の風景を見るのも良いだろう。衛星写真を利用し、飛行経路はできる限り現地を再現しているのだという。
機内誌のクロスワードパズルを解いたり、スナックを注文したり、お馴染みの「Fish or Chicken?」の質問に答えたり、現実の機内でできることは一通りできるようだ。
『Airplane Mode』の対応プラットフォームはPC(Steam)。2020年発売予定だ。スクリーンショットを見る限り、エコノミークラスの座席がかなり正確に再現されている。飛行機ファンにはたまらないゲームになる……かもしれない。