グランゼーラは9月25日に配信された番組「R-TYPE FINAL 2 の集い 2020年9月」にて、現在開発中のシューティングゲーム『R-TYPE FINAL 2』の延期を発表した。当初は2020年内が予定されていたが、新たな発売日は2021年春となっている。
また、PCで2020年夏予定だった体験版の配信も、各プラットフォームで2021年前半に延期が併せて発表となった。対象プラットフォームはPS4、Nintendo Switch、PC(Steam)。
また9月24日のマイクロソフトの発表のように、Xbox One、Xbox Series Xでの発売も決定した。スマートデリバリーに対応。一方、PlayStation 5での発売に関しては、進展があれば今後伝えるとした。
『R-TYPE FINAL 2』は、2003年にリリースされた『R-TYPE FINAL』の続編。『R-TYPE FINAL』でいったんシリーズは完結したものの、「今だから作れる『R-TYPE』を!」という目標を掲げ、令和の世に再び『R-TYPE』シリーズをリリースすることになった。『R-TYPE FINAL』の持つ操作感、爽快感を強化し、16:9の画面に最適化した遊びごたえのあるゲームを目指す。
2019年のエイプリルフールに存在が明かされ、2019年6月にクラウドファンディングを開始。わずか1週間という短い期間で1億円の支援を集め、2019年10月に再び支援を集めた結果、支援総額は約1億1800万円となった。
ストレッチゴール達成により『R-TYPE III』、『R-TYPE DELTA』、『R-TYPE FINAL』、『R-TYPE LEO』から1ステージずつマップの追加が決定し、シリーズおなじみの機体も登場、パイロットカスタマイズ機能も搭載するなど、『R-TYPE FINAL』の名前を継ぐ作品だけにシリーズ集大成の先を目指す内容となるはずだ。
残念ながら『R-TYPE FINAL 2』は延期となってしまった。しかし、しばらく途絶えていたKickstarterのアップデートも、9月に入ってからたびたび更新されるようになった。情報の発信が遅いことも社内で問題視されているようで、今後はテキストのみなど多少簡略化しても情報発信を密に行うことを約束している。
また番組内では、支援者専用サイトにサインインし、プラットフォームやクレジット、リワードなどを登録していないユーザーにも声が掛けられ、こちらを実施していない場合は進めてほしいと伝えた。もし忘れている読者がいれば、チェックしておこう。
ライター/古嶋誉幸