FANZAGAMESは、1992年に発売されたエルフの18禁アドベンチャーゲーム『同級生』のフルリメイク版を2021年2月26日に発売することを発表した(ストアページ ※18歳未満は閲覧不可)。
通常版9800円、最新のWindowsに対応した初代『同級生』と、竹井正樹氏が描いた本物の原画が30人に当たる抽選券付きの豪華版が1万800円。どちらも18歳未満は購入できない。すでに予約販売も開始されており、各店舗の予約特典は公式サイトから確認できる。
※鈴木ぷよ氏が手がけたテーマソング「ひとなつMemory」が視聴できるオープニング動画
『同級生』はナンパをテーマにした18禁アドベンチャーゲーム。夏休みにアルバイトをしながらナンパ資金を稼ぎ、さまざまなヒロインと仲良くなるのがゲームの目的だ。
1992年にPC-9801でリリースされ、セガサターンやPCエンジンにも移植。Windowsにも移植されており、ボイス入りのWindows版、オリジナルのPC-9801版ともFANZAでダウンロード販売されているため、Windows 10でも遊べる。
のちのエロゲー、ギャルゲーに大きな影響を与え、続編となる『同級生2』がリリースされたほか、『同級生~Another World~』というソーシャルゲームにもなった。
ゲームでは街のマップを移動しながらヒロインと出会うことがひとつの目的となるが、フルリメイク版ではマップのどこにヒロインがいるか分かるように変更された「ノーマルモード」が基本となる。ノーマルモードでは各ヒロインとのフラグを管理するシステムが存在。それではもの足りないという方には、オリジナルの雰囲気を踏襲し、ヒロインがどこにいるのか分からない「クラシックモード」も搭載されている。
このほかイベントスチルは現代の基準に合わせて1920×1080に変更。CG・シーン鑑賞モード、クイックセーブ機能など、現代のアドベンチャーゲームの標準的な機能もそろっている。
リメイク版のキャラクターデザインは『あけいろ怪奇譚』や『MUSICUS!』など、18禁アドベンチャーゲームのキャラクターデザインを数多く手がけたすめらぎ琥珀氏が担当。氏はTwitter上にて、伝説的作品のリメイクの難しさとエロゲオタクとして本作の開発に携われた喜びを語っている。
リメイクとはすごく難しいものだと考えていて、たくさんの方に深く愛されるエロゲ界の伝説のような作品なので緊張もひとしおなのですが、ひとりのエロゲオタとして『同級生』のタイトルに今、もう一度会えること、それを構成するスタッフとなれたこと、ほんとうにうれしく思っています!!
— すめらぎ琥珀 (@sumeragitec) October 23, 2020
なお早期予約特典として、キャンペーン店舗で予約した方にはリメイク版のキャラクターデザインを手がけたけたすめらぎ琥珀氏と、オリジナル版のキャラクターデザインを手がけた竹井正樹氏の複製色紙がプレゼントされる。
のちの同ジャンルに大きな影響を与えた『同級生』が、フルリメイクとなる。豪華版にはオリジナルの『同級生』も同梱されているので、オリジナル版とフルリメイク版の違いを楽しみたい方や当時ゲームをやりこんだという方はそちらを選ぶのがいいだろう。わずか1000円の差額で、4180円で販売されているオリジナル版『同級生』が貰えると考えるとかなりお得だ。
ライター/古嶋誉幸