世界的な映画監督であるジョージ・ルーカスの構想をもとに制作された『スター・ウォーズ』サーガ。最初の映画が公開されてから43年が経過する執筆時点でも、10月30日にシーズン2がスタートした実写ドラマ『マンダロリアン』などの新たな作品が制作され、絶大な人気を誇る作品だ。
そんな『スター・ウォーズ』サーガの世界設定をもとに、韓国に拠点を置くJOYMAXとLucasfilm Gamesが共同開発したiOS、Android向けタイトル『スター・ウォーズ:スターファイター・ミッション』が11月19日(木)に正式リリースされた。
『スター・ウォーズ:スターファイター・ミッション』は「スターファイター」と呼ばれる戦闘機を操作して、奥行きのある画面を進みながら敵機を撃墜していくフライトシューティングゲームである。登場するスターファイターは80種以上にものぼり、最大3機の分隊を複数編成して戦える。
また、本作では「ライトサイド」もしくは「ダークサイド」の陣営を選んで闘う要素も収録。『スター・ウォーズ』サーガをよく知らない人でも各時代への理解度を深められる「キャンペーン」や、さまざまなミッションのクリアでゲームの進行に役立つ報酬を受け取れる「フリーバトル」などのコンテンツを楽しめる。
筆者は『スター・ウォーズ』をよく知らず、世界設定について深く語れるような知識は持ち合わせていない人間だが、シリーズでは初のモバイル向けシューティングである点に興味があり、実際に遊んでみた。プレイ画面ではドラッグで分隊のリーダー機が移動するので、敵が正面へ位置するように照準を合わせる。
攻撃は常に発射されているため、敵を補足するだけで、敵機をバンバンと撃墜していく気持ちよさを手軽に味わえる。ただし、移動については左右にしか動けないため、前後や上下の移動を組み合わせて攻撃を避けるシューティングゲームを好む人にとっては物足りなく感じるだろう。
戦闘中には、控えの分隊と操作を切り替えることで攻撃速度上昇などのスキル効果が発動する「タッグシステム」や、強力な攻撃を仕掛けられる「アクティブスキル」も使用可能。また、リーダー機を画面下側へスワイプすることで一定時間敵の攻撃を外せる「回避軌道」や、敵からドロップされる「スコアアイテムの回収」も確実な勝利を挙げるために重要となってくる。
カスタマイズについては、スターファイター自体のレベルアップやスキル・パーツの強化、外見を変える「デカール」で能力を向上させられる。また、能力を大幅に強化る「グレードアップ」については、全機体を最大5段階まで強化できるため、好きな機体で戦うプレイスタイルも可能なようだ。
このほか、ゲームプレイ以外で筆者が本作をプレイしながら良いと感じたポイントは、毎日のログインやプレイ時間に応じた「アクセスタイム報酬」など、さまざまな経路からゲーム内通貨「クリスタル」を無償で獲得できる点である。
別途、有料アイテムでは「永久エリートメンバーシップ」も用意されており、購入することでガチャチケットを含むログインボーナスや、実績の達成状況に応じた報酬を無期限で豪華なものへ変更できる。
本作は直感的な操作性や「クリスタル」の無償供給によって無料でも楽しみやすく、コストパフォーマンスの高い有料アイテムや好きな機体で遊ぶ選択肢などのやり込み要素もきちんと用意されている。
シリーズを詳しく知る人にとっては、配布中の事前登録報酬である「ハン・ソロ」と「ボバ・フェット」が強力かつ思い出深いパイロットとして、あなたの分隊で活躍するることだろう。
興味があれば、ぜひ一度『スター・ウォーズ:スターファイター・ミッション』に触れてみてほしい。
ライター/ヨシムネ