中国のゲーム開発会社Youthcat Studioの開発したダイソン球運営シミュレーション『Dyson Sphere Program』の早期アクセス配信が1月21日からSteamにてスタートした。セールスは非常に好調で、ユーザーからは高い評価も得ているようだ。
Steamの公式データによると、1月26日(火)現在のピークプレイヤー数は2万6000人。ゲームの公式Twitterアカウントは、ゲームの販売本数が発売から4日で20万本を突破したことを報告している。すでに4000件以上のレビューが投稿されており、96パーセント以上のプレイヤーがポジティブな評価を示し「圧倒的に好評」となっている。
『Dyson Sphere Program』は、宇宙、冒険、探検、工場の自動化要素を備えたSFシミュレーションゲームで、『Factrio』や『Satisfactory』と同じジャンルの作品となっている。ダイソン球の建設と運営をコア要素に、銀河系の産業帝国をゼロから構築することが目標だ。
ダイソン球とは、恒星の持つエネルギーすべてを利用することを目的とした巨大建造物だ。ゲームの舞台は遠い未来。科学技術の躍進により活躍の場を宇宙へと移した人類は、地球の資源だけではまかないきれないほどのエネルギー問題を抱えることとなった。
プレイヤーは宇宙を周り資源を集め、星間工場と生産ラインを設計することになる。ネジの一本から巨大なダイソン球まで、ありとあらゆる建造物を手がけ、効率化を目指す。銀河を超えた資材の輸送にも気を配らなければならない。
宇宙はゲームを開始するたびに自動生成され、中性子星、白色矮星、赤色巨星などさまざまな惑星が待ち受けている。工場を発展させ、宇宙の隅々まで探索してさらに帝国を拡大しよう。
『Dyson Sphere Program』は約1年の早期アクセスを予定している。正式リリース時には値上げも予定されているので、興味がある方は今のうちにダイソン球建設に飛び込んでみるのはいかがだろうか。
ライター/古嶋誉幸