1月20日に発売された暗殺アクションゲーム『Hitman 3』のタイムアタックが盛り上がりを見せている。スピードラン記録集積サイト「Speedrun.com」では、ドバイを舞台にした最初のミッション「On Top of the World」のクリア記録が多数投稿され、10秒以下の熾烈な争いが繰り広げられている。
どんな手を使ってもクリアを目指す「Any%」ルールの世界1位の記録はわずか8秒。Wreak氏とGoron氏のふたりが「トップオブザワールド」の地位にいる。
『Hitman 3』は伝説の暗殺者コードネーム47として、世界中さまざまな地域で実行不可能とも思える暗殺に挑戦するアクションゲームだ。いわゆるサンドボックスタイプのゲームで、マップ内の様々な設備や持っているアイテムで多様な方法の暗殺が可能となっている。
「On Top of the World」はゲーム最初のミッションで、マップ内にいるふたりのキャラクターを暗殺して脱出することが目標。動画では手に持った消音器付きのピストルで鮮やかに2連殺を決めてそのままエレベーターへと引き返している。
とはいえ、このような鮮やかな暗殺に成功してもゲームは満足してくれないようだ。Wreak氏のミッションレーティングは星4つ。一方で最高の暗殺者の称号である「サイレントアサシン」を得た上でクリアするスピードランでも驚異的な記録が出ており、スピードランナーのSnap氏はわずか16秒で暗殺に成功し最高の称号も入手。暗殺するルートもAny%とは異なっている。
ドバイミッション以外のミッションの記録も少しずつ投稿されているが、どれも1分前後とかなりの速さで暗殺に成功していることがわかる。もともと自由な発想で暗殺ができるゲームだが、そんなゲームの強みを存分に活かして暗殺を行っているようだ。今後も新たなルートが開拓されることは間違いないだろう。
ライター/古嶋誉幸