ゲームパブリッシャーGameTomoの内製チームGameTomo Teamが、優しい色使いのアドベンチャーゲーム『すみれの空』を開発中だ。対応プラットフォームはNintendo SwitchとPC(Steam)。
Steam版については物語の序盤を遊べる体験版も配信中で、Steamは3月、Nintendo Switch版は近日発売予定となっている。
『すみれの空』は、神秘的な山村を舞台にしたアドベンチャーゲーム。主人公は村に住む人見知りな少女「スミレ」で、彼女はイタズラ好きな精霊と願いを叶えるためのある約束を交わす。その約束は、精霊に「最高の一日を見せる」こと。今日を最高の一日にするため、スミレは歩き始めるぉことになる。
最高の一日のためには、自分と周りの人々の願いを叶えていく必要があるようだ。スミレは「亡くなったおばあさんに会う」という大きな願いを抱えている。そのためには田んぼや冷たい川を越えなければならない。
道中にはスミレ以外にも悩み事を抱えたキャラクターや、行く手を遮るカラスが現れる。彼らの悩みを解決し、カラスの妨害を乗り越えておばあちゃんに会いに行こう。
道中で出会うのは、ネコやカメ、お地蔵さん、あるいはカカシなどさまざま。彼らの願いはノートに書き込まれ、叶えてあげると花丸がつけられる。こういったゲームでは良くあるジャーナル機能だが、小学生らしくきちんとノートに書き留める描写が挟まれる点は見ていて微笑ましい。
ほかのキャラクターやスミレ自身の願いを叶えるかはプレイヤー次第だという。1日は刻一刻と過ぎていき、時間によって会えるキャラクターも違うようだ。小さな選択が大きな結果を招くため、何を選択するかは慎重に。
トレイラーからも分かるとおり、アートは水彩画のような温かみのあるものだ。絵筆で描かれたような世界には、どんな冒険と不思議が待ち受けているのだろうか。
不思議な世界に迷い込んだスミレは、「最高の一日」を過ごすことができるだろうか。美しい世界で心温まる物語が期待できそうな『すみれの空』は、3月発売予定だ。