ワーナー・ブラザースは、北米などで4月16日(金)公開予定の映画『Mortal Kombat』(モータルコンバット)の新たな予告編を公開した。大出血や四肢欠損描写もあるので、苦手な方は閲覧注意だ。
https://twitter.com/MKMovie/status/1362432505236783105?s=20
『Mortal Kombat』は、1992年から続く大人気格闘ゲーム。実写取り込み、相手を倒した後にとどめを刺す残虐な「フェイタリティ」、ガードボタンが独立しているなど、日本の格闘ゲームとは異なるシステムと濃い世界設計が日本でもカルト的な人気を呼んだ。
ハードのスペックが向上してからは完全3Dとなったが、フェイタリティをはじめとした残虐さは今なお健在。最新作『Mortal Kombat 11』は日本では発売されていない。映画『ターミネーター』や『ロボコップ』、『ランボー』とコラボし、さまざまな作品の主役や人気キャラクターも参戦している。
新しい『Mortal Kombat』の映画の前に、すでに2度の映画化やテレビシリーズ化もしている。
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新作映画『Mortal Kombat』は、ゲームの設定を引き継ぎつつオリジナルのストーリーが展開される。トレイラー最初に登場するのは、シリーズでもおなじみの氷を操る忍者「サブゼロ」。ゲームではほぼすべてのシリーズに登場する人気キャラだ。
彼と戦っているのは『Mortal Kombat 2』から登場の「ジャックス」。特殊部隊所属の兵士だったが、サブゼロとの戦いの最中に両腕を失う。ジャックスはそこでリタイアではなく、両腕をサイバネ改造して復活。『Mortal Kombat 3』以降と同じ見た目となるが、両腕を失った理由は映画のオリジナルストーリーだ。
ジャックスの後に登場するのは、彼と同じ特殊部隊所属の兵士「ソニア」と映画オリジナルの主人公「コール・ヤング」。コールは総合格闘技のファイターで、胸には『Mortal Kombat』でおなじみのドラゴンのマークが現れている。
公式サイトによると、サブゼロの狙いはコールの命だ。ドラゴンのマークは地球を侵略しようとする「アウトワールド」の軍勢と戦う守護者に現れるという。ジャックスもドラゴンのマークを持つひとりだ。
ロープのついたクナイやニンジャソードを扱うのは、真田広之氏演じるスコーピオン。サブゼロの宿敵となる、もうひとりの忍者だ。ゲームではお互いがお互いの家族を殺害したことで対立が決定的になるが、映画でも何らかの理由で宿敵として対峙するようだ。
ほかにも、ゲームの主人公「リュウ・カン」、浅野忠信氏演じる雷の神「ライデン」、アウトワールドからやってきた4本腕の「ゴロー」、シリーズでは何度もラスボスとなった「シャオカーン」など、ゲームではおなじみのキャラクターが登場している。
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映画『Mortal Kombat』は北米で4月16日(金)公開予定。日本での公開は未発表だ。
ライター/古嶋誉幸