さまざまなプレイヤーの創作活動が話題を読んでいる大人気のサバイバルゲーム『Valheim』。新たにヴァイキングが「ヴァルハイム」にエッフェル塔を建設して話題を呼んでいる。YouTubeチャンネルVot Te Gameにて、この力作を紹介する動画が公開されている。
現実世界のエッフェル塔は19世紀末にパリ万博の最大の目玉として、わずか2年ほどで建造された。現在はモニュメントとしてだけでなく、電波塔としての役割も負っている。アンテナを含む全長324メートルの奇抜な見た目は、当時は多くの批判にさらされ「エッフェル塔を見たくなければエッフェル塔に行け」とまで言われたこともある。それから100年後の現在、パリのシンボルのひとつとして定着した。
一方、「ヴァイキング・エッフェル塔」はたったふたりのヴァイキングの手で、2週間で建設された。高さ400メートル(約400ブロック)、地上の最大幅は124メートル(124ブロック)、4万以上のブロックを組み合わせた。ヴァイキング的どんぶり勘定のためか、実物大どころか実物より大きい。世界樹に届けといわんばかりの威容は、オーディンも満足するだろう。
動画では建設の様子がタイムラプスで紹介されている。地上では常に100fps出ていたものの、半分も組み上げると無数のブロックを描写して大変重くなり、フレームレートが低下していく様子も見られる。
これほどの高さの建物はヴァニラ状態では建てられないようで、建設の制限を撤廃するMODとチートコマンドなどの力を借りている。もちろんMODやチートを使えばこのような巨大建造物が簡単に建てられるわけではない。前述の通り2週間も掛けて建設された。
これらのMODを導入し、動画の説明文(ロシア語)にリンクされているグーグルドライブのファイルをダウンロードして導入することで、ほかのプレイヤーも「ヴァイキング・エッフェル塔」を訪れることが可能だ。
使用MOD
・「Forever Build」
・「A Simple Fix To Valheim Multiplayer Desync」
・「BuildShare (AdvancedBuilding) – Valheim」
ヴァイキング文化と北欧神話をテーマにしたオープンワールドサバイバルゲーム『Valheim』。本来は流刑地として捨てられた10番目の土地「ヴァルハイム」に運ばれた名もなき戦士が、生き延びながらオーディンの敵である魔物と戦う。
しかしクラフト要素のあるオープンワールドゲームということでプレイヤーの楽しみ方は無数に存在しており、ノートルダム大聖堂を建てたり、あるいは「きかんしゃトーマス」を作り上げるなど、現実やほかの創作物の建物をつくるプレイヤーも出ている。ノートルダム大聖堂に続きエッフェル塔も完成し、ヴァイキング世界ではパリがブームになっているのかもしれない。
ライター/古嶋誉幸