先日サービスが始まったDMM版『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、『ウマ娘』)はレースシーンやスタート画面は縦長、ライブやストーリーは横でも見られるという画面解像度が縦横で変化するため、全画面表示が通常の方法では難しい。
お絵かき当てゲーム『キャッチフィーリング』を制作したことで知られるbironist氏が、そんなゲームのために汎用的な画面解像度変更ソフト「ウマド」を制作、自身のBoothページにて配布を開始した。無料で利用できるが、作者を支援したい方は200円から「ガチャ資金支援」もできる。
ウィンドウサイズ自動復元ツール「ウマド」BOOTHで配布開始!フリーソフトです
— bironist@ぽこピーランドギミック担当 (@bironist) March 12, 2021
よくあるウィンドウサイズ復元ツールですが、対象アプリの縦長・横長サイズそれぞれ保存し比率に応じて適用できます
PC版ウマ娘がキッカケで作りましたが、専用じゃないです何にでも使えます!https://t.co/JSczh86X9C pic.twitter.com/4H1frJiM1n
「ウマド」の使い方は動画を見るのが手っ取り早い。『ウマ娘』を起動し、「ウマド」の対象アプリ選択からDMM版『ウマ娘』(umamusume)を選択。縦画面と横画面をそれぞれ保存したい大きさまでウインドウを広げ、「ウマド」左下の縦横のサイズ記録ボタンで記録される。最後に自動サイズ変更を有効化ボタンを押して完了だ。あとはそのままにすれば縦横で切り替わった時に自動的に保存したサイズに変更してくれる。
3月14日にアップデートが公開され、数値を入力することでサイズを変更できるようになった。これを使えば、さらに詳細な設定ができる。たとえば、Yの値をマイナス値にすると画面外にゲーム画面の一部が飛び出る。筆者の環境では、Yの値を-30にするとちょうど良くタイトルバーが隠れ、より全画面表示に近くなった。
あとは縦横のサイズを画面に適した数値にすれば完成。筆者の環境では、モニタと同じ2560×1440を指定しても横画面のサイズ調整が上手くいかなかったが、画面に入るよう少しずつ値を調整することで解決した。
このソフトを上手く使えば、モニタを複数使っている環境で縦画面の場合は縦に置いたモニタ2、横画面の場合は横に置いたモニタ1を使うようなこともできる。また、汎用的なソフトなので『ウマ娘』以外でも使える。『ウマ娘』をなんとかPC上で大きな画面で遊びたいという方は、「ウマド」の導入を検討してほしい。
ライター/古嶋誉幸