アメリカのゲーム開発会社Psyonixは、同社の人気オンラインカーサッカーゲームのスマートフォン版『Rocket League Sideswipe』を発表した。対応プラットフォームはiOSとAndroid。2021年後半にリリース予定だ。価格体系は無料とされており、オリジナル版と同様で基本無料のアイテム課金制になると予想される。
『Rocket League』はコンソールとPCで展開されているカーサッカーゲーム。プレイヤーはふたつのチームに分かれ、ロケットブースターのついた車をうまく操作して相手のゴールにボールをシュートすることを目指す。基本的なルールはサッカーに準じているが、オフサイドやタッチラインなどいくつかのルールが廃止されて単純化されている。2020年に基本無料化され、さらに多くのプレイヤーを獲得した。
そんなゲームのモバイル版『Rocket League Sideswipe』は、スマートフォン向けにオリジナル版のゲームプレイを再構成。奥行きのない横スクロールのサッカーゲームとなっている。スマートフォン向けの操作に最適化されており、オリジナルの『Rocket League』の熟達度にかかわらず手軽に遊ぶことができるという。1対1または2対2で最大4人まで一緒に遊べ、2分間の真剣勝負に臨む。オリジナル版でも人気の自車カスタマイズ機能も健在。さまざまな作品や企業とのコラボも期待できそうだ。
トレイラーでは、1対1または2対2のさまざまなゲームプレイが紹介されている。車は地上だけでなく天井も走行できるので、フィールドは見た目以上に広く使えるだろう。横スクロール化したため、サッカーのゴールはオリジナルより高い位置となった。ロケットブースターによる空中移動ももちろん搭載。空を飛びながらのドリブルは本作でもしっかりと楽しめる。
ゴールと地面をつなぐ壁はカーブでつなげられており、地上からボールを運ぶとまるでセンタリングのようにボールがゴールの目の前まで運ばれる。ひとりがボールをゴール前に運び、もうひとりがシュートを決めるようなかっこいい連係プレイもできる。
また、サッカーのゴールだけでなくバスケット風のゴールも用意されている。オリジナルでは「Hoops」と呼ばれるゲームモードに近い。こちらも一風変わったゲームプレイが楽しめるはずだ。
『Rocket League Sideswipe』は2021年後半に向けて開発中だ。今後数か月でさらなる詳細を発表予定。本日3月25日よりオーストラリアとニュージーランドのAndroidユーザーを対象にテストを開始しており、今後テストする国を増やすとのことだ。
ライター/古嶋誉幸