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360度カメラの映像で岐阜県の旅が描かれる『風雨来記4』の発売が4月22日から7月8日に延期。さらなる品質向上を図るため

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 日本一ソフトウェアは、旅をテーマにしたアドベンチャーゲーム『風雨来記4』の発売を4月22日(木)から7月8日(木)に延期すると発表した。プラットフォームはPlayStation 4とNintendo Switch。価格はパッケージ版・ダウンロード版とも税込7678円。

 『風雨来記』シリーズは、バイクでのツーリングの旅を主題にしたアドベンチャーゲーム。これまでの作品では北海道や沖縄県が舞台だったが、『風雨来記4』では岐阜県が舞台だ。プレイヤーはルポライターとなり岐阜県の魅力を伝えるため、神社や温泉、駅や岬などのさまざまなスポットを巡り、4週間の間に記事を作成しなければならない。

 また恋愛シミュレーション要素も持っており、旅の途中で出会ったヒロインとのドラマも待っており、一人旅で終わることもあれば、ヒロインとのエンディングに到達することもある。現実での旅は、見知らぬ人と仲良くなるのが醍醐味のひとつ。本作はそういった旅先での出合いも描かれている。

 このほか『風雨来記』シリーズの特徴として、移動シーンが省略されずに描かれていることがある。ゲームではツーリングのシーンでは、風景は実写の道路写真で表現され、そこから直進するのか、あるいは右折や左折をするのか選べることになる。プレイヤーは何も操作しないと、自然に直進になり、バイクでのツーリングが擬似表現されている。そうやって地図をみながら、目的地まで辿り着くシステムになっている。

 本作ではこの道路風景が静止画ではなく、360度カメラの映像が採用されているのが特徴だ。動く実写映像とともに周りを自由に見渡すことができるので、さらなる臨場感のあるツーリングが楽しめことになる。

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(画像はMy Nintendo Store『風雨来記4』より)
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(画像はMy Nintendo Store『風雨来記4』より)
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(画像はMy Nintendo Store『風雨来記4』より)
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(画像はMy Nintendo Store『風雨来記4』より)

 こうした新要素もあり、また2013年にPC、2015にPS Vitaで発売した『風雨来記3』以来、据え置き型ゲーム機なら2005年に発売したPS2向けの『風雨来記2』以来となる新作とあって本作には多くのユーザーが注目していたが、残念ながら発売延期となってしまった。

 日本一ソフトウェアは発売延期の理由を「さらなる品質向上を図るため」としており、完成版のクオリティに期待したいところだ。『風雨来記4』は7月8日(木)に発売予定だ。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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