日本一ソフトウェアは、旅をテーマにしたアドベンチャーゲーム『風雨来記4』の発売を4月22日(木)から7月8日(木)に延期すると発表した。プラットフォームはPlayStation 4とNintendo Switch。価格はパッケージ版・ダウンロード版とも税込7678円。
📢 発売延期のお知らせ
— 日本一ソフトウェア (@nis_prinny) March 25, 2021
【風雨来記4】
さらなる品質向上を図るため発売日を下記の通り延期させていただくことになりました。
延期前:2021年4月22日(木)
延期後:2021年7月8日(木)
心よりお詫び申し上げます。
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『風雨来記』シリーズは、バイクでのツーリングの旅を主題にしたアドベンチャーゲーム。これまでの作品では北海道や沖縄県が舞台だったが、『風雨来記4』では岐阜県が舞台だ。プレイヤーはルポライターとなり岐阜県の魅力を伝えるため、神社や温泉、駅や岬などのさまざまなスポットを巡り、4週間の間に記事を作成しなければならない。
また恋愛シミュレーション要素も持っており、旅の途中で出会ったヒロインとのドラマも待っており、一人旅で終わることもあれば、ヒロインとのエンディングに到達することもある。現実での旅は、見知らぬ人と仲良くなるのが醍醐味のひとつ。本作はそういった旅先での出合いも描かれている。
このほか『風雨来記』シリーズの特徴として、移動シーンが省略されずに描かれていることがある。ゲームではツーリングのシーンでは、風景は実写の道路写真で表現され、そこから直進するのか、あるいは右折や左折をするのか選べることになる。プレイヤーは何も操作しないと、自然に直進になり、バイクでのツーリングが擬似表現されている。そうやって地図をみながら、目的地まで辿り着くシステムになっている。
本作ではこの道路風景が静止画ではなく、360度カメラの映像が採用されているのが特徴だ。動く実写映像とともに周りを自由に見渡すことができるので、さらなる臨場感のあるツーリングが楽しめことになる。
こうした新要素もあり、また2013年にPC、2015にPS Vitaで発売した『風雨来記3』以来、据え置き型ゲーム機なら2005年に発売したPS2向けの『風雨来記2』以来となる新作とあって本作には多くのユーザーが注目していたが、残念ながら発売延期となってしまった。
日本一ソフトウェアは発売延期の理由を「さらなる品質向上を図るため」としており、完成版のクオリティに期待したいところだ。『風雨来記4』は7月8日(木)に発売予定だ。
ライター/福山幸司