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オンラインで「忍術」を学べるための「忍者アカデミー」を設置するためのクラウドファンディングが開始

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 日本忍者協議会は、オンラインで「忍術」を学べる忍者アカデミー「NINDO, the Ninja Academy」開設のためのクラウドファンディングを開始したと発表した

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 日本忍者協議会は、総合監修に甲賀伴党二十一代宗師家である川上仁一氏、学術監修に国立三重大学教授の山田雄司氏を迎えた忍者の文化振興および忍者観光の推進を目的として、国内・海外に対して忍者を軸としたさまざまな事業を行っている団体。伝統的な忍術を学ぶための教育および忍者認定プログラム「忍道」を制定している。

 YouTubeで忍道の一部を紹介するNINDO チャンネル」を開設しており、現在、登録者は10000人を超えている。視聴者の多くは、アメリカ、フィリピン、インド、インドネシアなど、海外の視聴者が占めているという。忍者に関するさまざまな二次創作が散在する現代においても、日本発の正しい忍者の技術を学びたいという世界全体的な潜在的ニーズに対応している。

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 日本忍者協議会は、この「NINDOチャンネル」を発展させ、オンラインの忍者アカデミー「NINDO, the Ninja Academy」を設置し、江戸時代の忍者の秘伝書「万川集海」などに基づく正しい忍者の知識の講義を行い、修了した生徒には協議会から正式に忍者の資格を与えるアカデミーを構築したいという。

 まずは初学者向けの3級から始まり、忍者の歴史や精神を学び、級を上げるごとにより難易度の高い知識と技術を習得。1級取得によって初めて「下忍(げにん)」の資格・称号が得られる。レベルアップして最終的に10段を習得すると、公式的に「Master of Ninja」となることができる。

 なお日本忍者協議会は、以前にはセガともコラボしており、『ニンジャトレーナー アーケード』を監修。世界初となる手裏剣投げアミューズメントマシンを開発している。

 今回のクラウドファンディングサイトを通して、コンテンツの開発スピードを上げ、承継者が少なく今や危機的状況にある正しい忍者の知識・技術について、これを絶やすことなく全世界・次世代に伝える形を取ることにしたとのこと。なお、おもに海外向けのためかクラウドファンディングの該当ページの説明文は英語となっている。

 気になった人は、クラウドファンディングサイトをチェックしてみてはいかがだろうか。

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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