Singularity 6は、MMOコミュニティ・シミュレーションゲーム『Palia』を発表した。プラットフォームはPC。正式リリース時期は不明だが、プレアルファ版がまもなく始まるとのこと。日本語への対応はアナウンスされていない。
https://twitter.com/playPalia/status/1400453631854346270
『Palia』はオープンワールドで展開されるハイファンタジーの世界を舞台にした、多人数参加型のコミュニティ・シミュレーションゲーム。
舞台はファンタジー世界「パリア」。ここでは人間は伝説的な種族であり、魔法を扱うことに長けて尊敬されていた。しかし理由は不明だが人間は突如、すべて姿を消す。そして数千年後、ある日、人間である「あなた」がこの世界に現れる。
プレイヤーは新たに復活した人間のひとりとして、このパリアの世界で自分の居場所を見つけなければならない。人類の過去の謎を解き明かすか、それともほのぼのとしたシンプルな生活を送るか、それを決めるのはプレイヤー自身だ。
本作は、「なぜ数千年前に人間はこの世界から姿を消したのか」という謎を追うストーリー要素があるようだが、同時にいわゆる「生活シミュレーションゲーム」の要素を重視しており、家の建築、インテリア、ガーデニング、農業、釣り、料理、虫取りといった要素に加えて、近隣住民との「友情」や「恋愛」を育む要素があるとのこと。
こういった「友情」や「恋愛」要素というのは、オンライゲームにおいてはプレイヤー同士の関係がこれまでの主流だが、本作ではNPCとの友情や恋愛を育むことができるようだ。海外メディアIGNによると、性別に関係がなくデートができるようで、この世界にはエルフやロボットなどが存在しているという。協力プレイをしたくないプレイヤーのために、ソロプレイでも十分楽しめるように焦点を当てているとのこと。
開発しているのはアメリカのロサンゼルスに拠点を置くSingularity 6。Blizzard Entertainment、Epic Games、Riot Gamesの元スタッフで構成されており、『ウルティマ オンライン』や『World of Warcraft』などをプレイし、友情が育まれたことの経験をもとにして開発をしたという。開発者のひとりは「パリアで始まった友情についての話を聞くのが待ちきれない」とコメントを寄せている。
本作は残念ながら日本語のアナウンスが発表されていないが、日本での展開は気になるところ。まもなく開始するというプレアルファ版に参加するには公式サイトでメールアドレスの登録が必要だ。抽選でプレアルファ版に参加できるとのこと。正式リリースやゲームの詳細など続報を楽しみにしたい。