ゲームパブリッシャーのパニック・ジャパンは、クランク付きの携帯ゲーム機「Playdate」の予約を7月末に開始すると発表した。価格は179ドル(1万9600円)で送料別。最初に2万個を生産し、2021年後半に発送される予定だ。予定数を上回った場合は2022年に生産するとしている。
またYouTubeに公開した動画にて、収録される新作ゲームやアクセサリーなども紹介している。
「Playdate」は手で回すクランクがついた黄色い筐体の携帯ゲーム機だ。このクランクもコントローラーになっており、前後に回すことで操作するゲームも多数登場予定だ。
カートリッジやダウンロードストアなどからゲームを買うのではなく、1シーズンごとに毎週ゲームが一定本数リリースされる珍しいシステムを取っている。シーズン1は、リリース後に毎週2本、全24本のゲームが配信予定。
シーズン1配信ゲームは、『塊魂』シリーズの高橋慶太氏が中心となって製作する『Crankin’s Time Travel Adventure』、『QWOP』や壺男こと『Getting Over It with Bennett Foddy』のベネット・フォディ氏の作る『Zipper』、京都に拠点を置くChuhai Labsの『Whitewater Wipeout』、『Return of the Obra Dinn』のルーカス・ポープ氏の『Mars After Midnight』など。
ポープ氏は開発ログを公開し、ゲーム機の小ささを生かした「窓をのぞき込むゲーム」というコンセプトを明かしている。
Crankin. pic.twitter.com/YOP1vBwCfw
— Lucas Pope (@dukope) June 8, 2021
ゲーム機本体はグローバル仕様だが、対応言語は今のところ英語のみ。そのため、本体に収録されるゲームも基本的に英語版となるだろう。
また、シーズンで配信されるゲーム以外にもゲームの配信が予定されており、無料でダウンロードできる開発キットも近日公開予定となっている。シーズン1が終わった時点でわずか24本のゲームがプレイできるだけ、ということにはならないようだ。
本体用のアクセサリーも発表された。ステレオBluetoothスピーカーやペン立てにもなる充電ドック、ゲーム機本体を保護するカバーがリリース予定だ。
「Playdate」は7月末予約開始。2021年末には最初の生産分が発送予定となっている。