ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation 5のシステムソフトウェアのベータプログラムへの参加登録者向けに、M.2 SSDを取り付ける方法と、取り付けられるM.2 SSDの要件を明らかにした。
PS5のシステムソフトウェアのベータプログラムの参加者募集は、先月6月17日に募集が開始されたもので、当選すると一般公開前の新機能をいち早く体験できるというもの。
今回、そのベータプログラムの参加者向けに、PS5の本体ストレージを拡張するのに使用できるM.2 SSDと、拡張スロットにM.2 SSDを取り付ける方法が紹介された。
M.2 SSDとは、別途購入が必要なソリッドステートドライブメディアを取り付けることで、PS5またはPS5デジタル・エディションのストレージ容量を拡張することができる。
ゲームやメディアアプリをダウンロード、コピー、起動することができる。PS5の本体ストレージ、接続されたUSB拡張ストレージ、追加されたM.2 SSDストレージのあいだで、ゲームを自由に移動することが可能だ。
またUSB拡張ストレージの違いとして、M.2 SSDストレージに保存されたPS5用ゲームを直接プレイ、ダウンロードすることが可能。またM.2 SSDストレージに保存されたPS5用ゲームを直接アップデートすることができる。
取り付けられるM.2 SSDの要件は、「PCIe Gen4x4 M.2 NVMe SSD」となり、容量は250GB~4TB、ヒートシンク必須となる。詳しくはWebサイトを確認して欲しい。
とくに注目なのが、「ヒートシンクや熱伝導シートなどの放熱構造なしでM.2 SSDを使用しないでください」とある点で、放熱構造を持たないM.2 SSDの場合、適用できるM.2 SSD用ヒートシンクを別途購入して取り付ける必要がある。
具体的にM.2 SSDを取り付ける工程が記載されており、明るい部屋と作業用のテーブル、プラスドライバー(No.1)、任意で小さな懐中電灯を準備し、身の回りの金属に触れて身体の静電気を取り除くことを推奨している。そのまま作業すると、M.2 SSDやPS5の故障の原因となるとのこと。
なおこの機能はあくまで、現在のところベータ版のユーザーのみが対象。ベータ版のシステムソフトウェアがインストールされていない本体にM.2 SSDを取り付けた場合は、システムソフトウェアをアップデートするためにM.2 SSDを取り外して、本体を起動する必要がある。
具体的な工程は、Webサイトを確認して欲しいが、簡単な作業のみでM.2 SSDを取り付けることができそうだ。