ゲームクリエイターの三宅陽一郎氏は、書籍『戦略ゲームAI 解体新書 ストラテジー&シミュレーションゲームから学ぶ最先端アルゴリズム』を翔泳社から、10月14日(木)に発売することを明らかにした。
価格は税込3080円。サイズはA5、ページ数は304ページとなる。なお電子書籍版も同日に発売する。
この4年程、執筆しておりました書籍が10月に刊行となります。https://t.co/crZ9Xx6Gfv
— 三宅陽一郎MiyakeYouichiro (@miyayou) August 8, 2021
ストラテジーゲームにご興味のある方のみならず、
意思決定の過程そのものにご興味を持つ方に、
お届けしたい一冊となりました。よろしくお願いいたします。
『戦略ゲームAI 解体新書 ストラテジー&シミュレーションゲームから学ぶ最先端アルゴリズム』は、戦略ゲームAIの仕組み、戦略的意思決定プロセスを紐解き、戦略ゲームAIの仕組みを学べる本。ゲーム開発者、AIエンジニア、またそれらの分野に興味がある人に向けて執筆されている。
ボードゲームのストラテジー&シミュレーションゲームを発端として、発展してきた戦略ゲーム。
近年では、スマートフォン向けのソーシャルゲームを筆頭に、数多くのゲームでストラテジー&シミュレーション要素が取り入れられており、いまやゲーム開発において戦略ゲームAIは避けて通れない重要な要素になっている。
本書は、国内や海外の戦略ゲームAIの事例を挙げながら、その仕組みを丁寧に解説した書籍となっている。まずは基本的な技術の概論の解説から始まり、三宅氏が注目するシミュレーション&ストラテジーゲームAIのアルゴリズムについて、ビジュアル化しつつわかりやすく説明するものとなっている
戦略ゲームAIは、ゲーム開発の分野のみならず、一般の人工知能開発、複雑な意思決定のプロセス形成において注目されているため、ゲーム開発に従事していない人が読んでも学びがある本になっていそうだ。
著者の三宅氏は、スクウェア・エニックスのテクノロジー推進部のリードAIリサーチャー。『ファイナルファンタジー15』のAI開発などに携わり、著書に『人工知能のための哲学塾』、『人工知能の作り方』、『ゲームAI技術入門』など多数を執筆。
今年の6月には、 人工知能学会の「2020年度人工知能学会論文賞」を受賞したことが伝えられた。日本のゲームAIを牽引する人物だ。
本書は、これまでの三宅氏の著作同様に、わかりやすくAIを解説しているので、興味がある人は購入を検討してみてはいかがだろうか。
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