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FPSの黎明期を支えた『Quake』のリマスター版が配信開始。発売25周年を迎え、グラフィックの強化やオンラインマルチプレイに対応して再び登場

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 Bethesda Softworksは8月20日(金)、一人称視点シューティングゲーム『Quake』のリマスター版を発表。あわせてコンソール各機種とPCに向け、同作の配信を開始した。

 『Quake』は、1996年にリリースされたフル3DグラフィックによるFPSゲーム。その後シリーズ化され複数のタイトルを生んだ初代の発売から25周年を迎えたのを記念し、配信イベント「QuakeCon 2021」にてリマスター化が発表された。

 id Softwareが手がけた本作のオリジナル版は、若き日のJohn Romero氏やJohn Carmack氏といったクリエイターが開発に携わり、『DOOM』などと並びFPSの黎明期を代表するタイトルとして知られる。ダークなファンタジー世界を舞台にモンスターの群れを次々と撃ち倒すゲームデザインは、ジャンルの後続作品にも多くの影響を与えた

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(画像はSteamより)

 今回リマスターを担当したのは『System Shock』シリーズなどFPS分野の豊富なリメイク実績を持つNightdive Studios。リマスター版の特徴としては、光源の処理や3Dモデルにアップデートを施し実現したビジュアルの強化、最大60fpsに対応しPS4 Proでは4Kの解像度でプレイ可能な動作環境、ローカルでの画面分割やオンラインを通じたマルチプレイが楽しめる点などが挙げられる。

 マルチプレイには協力と対戦の2つのモードが搭載。協力プレイとローカル対戦は最大4人まで、オンライン対戦は最大8人でのプレイに対応している。オンラインでのマッチメイキングには専用のサーバーが配備されており、知人同士のカスタムマッチも設定できる。異なるプラットフォーム間でのクロスプレイも可能だ。

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(画像はSteamより)
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(画像はSteamより)
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(画像はSteamより)

 またリマスター版は、原作に向けて作られた2つの拡張パックのほか、新規コンテンツの「Dimension Of the Machine」も収録。日本語には未対応だが、オリジナル版を所持している場合は無料でアップデートができるため、シリーズの古参ファンにも嬉しい仕様となっている。

 『Quake』のリマスター版は、国内ではPS4、Xbox One、Xbox Series X|S、PC(SteamBethesda LauncherMicrosoft Store)向けに配信中。PS5版もリリースの予定が伝えられており、海外ではNintendo Switch向けにも配信されている。

 販売価格はPS4版が1100円、Steam、Bethesda Launcher版が1166円、Microsoft Store(PC、Xbox Series X|S、Xbox One)版が1150円(各税込)。なお本リマスター版はXbox Game Passでも提供されている。

ライター/dashimaru

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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