小規模ゲーム制作会社「StudioGIW(スタジオギウ)」は9月3日(金)、民衆の洗脳によって世界征服を目指す戦略シミュレーションゲームの機能追加版『ヴァジアルサーガ愚民化戦略XX(ダブルエックス)』をPC(Steam、ベクターPCショップ)向けに発売した。価格は通常税込3500円。Steamでは9月10日(金)まで40%オフの2100円で購入可能だ。
『ヴァジアルサーガ愚民化戦略XX』は、物質文明が一度崩壊した世界を舞台に、“神王”と呼ばれる不老不死の為政者たちがすべての人民を自身の洗脳下へ置き“天下泰平”を築くために争いあうダークな作風のターン制作品である。オリジナル版はベクターPCショップで2006年に発売されており、2006年下半期から2009年へかけての人気作品として複数回のアワード受賞実績を持つ。当時は100円ショップのダイソーで機能制限付きの廉価版ソフトも販売されていたため、記憶に残っている人もいることだろう。
ゲームスタート時ははじめに難易度や自国、自身が操作する神王の能力、案内役となる人工生命体「月人(つきびと)」を選択する。作中でのサイクルは「イベント」、「内政」、「外交」、「行軍」、「合戦」、そして「子孫繁栄」で計6つのフェーズに分かれており、策略と合戦での勝利によって他国を従属化もしくは滅亡させていく。また、最後の「子孫繁栄」フェーズでは男女の武将より抽出した遺伝子から子孫を生成可能。のちにより強力な部将として起用できる。
今回発売されたSteam版ではゲームパッド操作や16:9の画面比率へ対応したほか、新規楽曲・新たな表示インターフェースが追加。Steam用の実績や新規のWebランキングも用意されている。なお、Steamではサウンドトラック全13曲とのバンドルパックも同時発売されているので、興味があれば購入を検討してみるとよいだろう。