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映画『ブレードランナー』を題材とした公式TRPGが海外向けに発売へ。2037年のロサンゼルスで人造人間を追う捜査官のロールプレイが楽しめる

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 Free League Publishingは9月22日(水)、映画『ブレードランナー』を題材とする公式テーブルトークRPG(以下、TRPG)『BLADE RUNNER Roleplaying Game』を2022年に海外向けに発売すると伝えた。あわせて特設ページと予告映像が公開されている。

 『BLADE RUNNER Roleplaying Game』は、1982年に公開されたSF映画『ブレードランナー』の世界観に基づくTRPG。フィリップ・K・ディック氏の小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作とする同映画は、監督を務めたリドリー・スコット氏の演出によるダークでリアルな現実描写が話題を呼び、その独特な視覚的イメージは「サイバーパンク」と呼ばれるジャンルの成立にも大きく関わるものとなった。

 現在もなお多くの後続作品に影響を与え続けている同作だが、制作が報じられたTRPG版では、人間社会に紛れ込もうとする人造人間「レプリカント」を処分する任務を負った「ブレードランナー」(捜査官)としてのロールプレイが楽しめる。

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(画像は YouTube『BLADE RUNNER Roleplaying Game – Announcement Trailer』より)

 原作と続編映画『ブレードランナー 2049』との狭間の時代となる2037年のロサンゼルスを舞台に、性格や専門性、そして「記憶」までもが異なる捜査官たちの物語を「コア・ルールブック」によって紡ぎ上げることが可能だ。また、捜査官以外には一般の人間の役も用意されており、道徳的葛藤といったテーマを描くキャラクター間の物語が展開されるという。

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(画像は YouTube『BLADE RUNNER Roleplaying Game – Announcement Trailer』より)
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(画像は YouTube『BLADE RUNNER Roleplaying Game – Announcement Trailer』より)
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(画像は YouTube『BLADE RUNNER Roleplaying Game – Announcement Trailer』より)

 Free League Publishingは、これまでにも『エイリアン』『ザ・ループ』など、映画やテレビドラマを題材とするSF作品のTRPG化を複数手がけてきた実績を持つ出版社。後者は2021年6月に『ザ・ループ TRPG』として日本語版がグラフィック社から発売されている

 ちなみに、『ブレードランナー』がゲーム作品化されるのは今回が初めてではない。1997年にはポイント&クリック型のPC向けアドベンチャーゲームとして『Blade Runner』が発売されており、リマスター版となる『Blade Runner:Enhanced Edition』の開発も進行中だ。また、2021年秋には同シリーズに連なるアニメ作品『Blade Runner: Black Lotus』がアメリカでの配信を控えている。

 『BLADE RUNNER Roleplaying Game』は、2022年に発売を予定。販売価格は明らかとなっておらず、同作の最新情報はFree League PublishingのTwitterアカウントおよび同社の公式サイトにて確認できる。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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