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セガの新作RPG『シン・クロニクル』では豪華クリエイター陣の音楽を全曲聴けるゲーム内機能が実装予定。ストーリーシステムの詳細やサウンド制作秘話も公開

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 セガは10月14日(木)、AndroidとiOSへ向けて開発中のRPG『シン・クロニクル』について、同日から開始されたクローズドベータテストのスタート記念生放送を配信した。本作は12月15日(水)に配信予定で、Twitter上ではクローズドベータテストの参加者を対象とするプレイ感想の投稿キャンペーンも実施されている。

 今回の生放送では総合ディレクターを務める松永純氏をはじめ、キャスト声優の坂泰斗さん、井澤詩織さん、黒木ほの香さんが出演。物語を盛り上げるストーリーシステムや実機プレイ、開発秘話を紹介している。

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 番組内ではまず、10月1日の作品発表会で公開したトレーラー映像に既存のRPG作品を軽視する印象をもたせてしまう一部メッセージ・演出に対する松永氏の謝罪から始まった。既存のRPG作品に関して、松永氏は「私たち開発チームにとって、これまでたくさんのRPG作品をプレイして感じた感動や手ごたえは何物にも代えがたい経験として活きている」と説明。『チェインクロニクル』の後継作として「自ら冒険する感覚」「自らが仲間とともに運命を切り開いていく実感」、そして「スマートフォンだからこその新しい体験」にチャレンジしたいとの制作コンセプトを改めて紹介している。

 制作コンセプトの前提をふまえて展開したゲーム最新情報のコーナーでは、世界の中心に開いた巨大な穴「奈落」の底へ転落してしまった主人公が何者かから託される書物「クロニクル」が紹介された。クロニクルは持ち主に「未来」、「現在」、「過去」を見せる力を持ち、主人公はクロニクルの力によって死の運命を乗り越えていくことになるという。番組内では、未来を見る力「死の幻視」や、未来を変えるためのヒントとなる「運命の言葉」を実際の映像で確認できる。

 松永氏によるとクロニクル自体に未来を変える力はなく、幕間での「キャンプ」シーンや物語のさまざまな選択肢で主人公と仲間の絆を深めていくことで「運命の言葉」が死の原因を示すものから希望の源を示すものに変化。ストーリーの最後に待ち受ける「運命の扉」での選択を後押しするものになるという。

 続いて、世界設定における要素「境界騎士団」の詳細も紹介された。境界騎士団は奈落から湧き出る敵対生物「黒の軍勢」と戦う組織で、四方を守護するため4つの大騎士団へ分かれている。それぞれの大騎士団は統治するエリアの成り立ちからして出自や深淵を目指す目的が異なり、これらの要素もストーリーに深みを加えるようだ。

 また、キャラクターはシナリオ進行にあわせて解放されていく酒場ガチャで加入するほか、シナリオの進行にあわせて仲間へ加わる要素も存在。仲間となったキャラクターの強化要素はレベルアップ以外にも、いわゆる“ハック&スラッシュ”要素で敵や宝箱から入手する武器やさらなる能力を解放する「アビリティパネル」も用意されているという。

 ゲームの最新情報はここまで。番組内ではYouTubeのコメントやTwitter投稿で選択肢を決める視聴者参加型の実機プレイが実施されたのち、“日本一歌が上手いサラリーマン”として知られる光吉猛修氏がサウンドセクションのチーフクリエイターおよびサウンド担当として登場。豪華なサウンドコンポーザー陣を起用した楽曲へのこだわりや開発秘話を紹介している。

 本コーナーでは、テレビアニメ『メイドインアビス』(2017)で知られる作曲家のケビン・ペンキン氏が手がけたオープニング曲「Skies of Burden(スカイズ オブ バーデン)」への取り組みが語られた。さらに、プレイヤーの間で浮上した「選択次第で聴けないBGMがあるのではないか」との疑念をはっきりと否定全曲を聴ける「Music Room」機能の実装予定を明らかにした。

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 番組の最後には、本番組を定期的に継続していく方針も発表された。次回の配信日は公式Twitterアカウント(@sin_chronicle)などの媒体から決まり次第発表されるので、作品に興味のある方はぜひ次回の番組もチェックしてみてほしい。

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ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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