中国・深センに本社を置くパブリッシャー(販売元)のTencent Gamesとグループ会社であるTimi Studiosは、オープンワールド型アクションRPG『王者荣耀·世界(Honor of Kings: World)』をSNSサービスの「微博(ウェイボー)」上にて発表した。配信時期や対応プラットフォームなどの詳細は不明だが、GematsuやEurogamer.esなどの海外メディアによって本話題が報じられている。
また、発表のなかでは、長編SF小説『三体』で知られる小説家の劉慈欣(りゅう しきん)氏との間で交わされたパートナーシップの締結も明らかにされている。具体的には、劉氏の著作である短編小説『詩雲(The Poetry Cloud)』の物語を『王者栄耀』シリーズへ持ち込み、共同で制作したコラボレーションコンテンツを展開する予定のようだ。
『王者荣耀·世界』は、中国でiOSとAndroid向けに配信中のチーム戦略バトルゲーム『王者栄耀(おうじゃえいよう、Honor of Kings)』を原作とする作品である。日本ではグローバル版タイトル『Arena of Valor』のほか、DeNAから日本語タイトル『伝説対決 -Arena of Valor-』が配信中。Timi Studios公式サイトの発表によると、原作の『王者栄耀』は世界で初めて1日平均1億人のプレイヤーを記録したタイトルだという。
今回の映像では、モバイル向けタイトルとは想像できない圧倒的なビジュアルの映像から繋ぎ目なく戦闘へ入っていく様子を確認できる。ただし、実際のゲーム内映像ではなく、Unreal Engineで制作された映像をゲーム内で流すプリレンダリング映像となっている。
Honor of Kings: World, a new open-world title presented by TiMi Studio Group and supported on multiple platforms, is revealed! 🥳🤩
— Honor of Kings World (@HoKWorld) October 30, 2021
Get ready to embark on a fantasy journey in a world of discovery, wonder and adventure.😎#HoKWorld
For video details,https://t.co/LxQ7rJNx5Y pic.twitter.com/p2bqWmEDUt
日本のTwitter上では、オープンワールド型ゲーム『クラフトピア』(2020)で知られる溝部拓郎氏の反応をきっかけに、業界の内外で話題が広まっている。引用リツイートでは美しいグラフィックや演出の見せ方を称賛する投稿が数多くみられたほか、戦闘の様子から『モンスターハンター』を連想した人もいるようだ。
『王者荣耀·世界』の続報に興味があれば、まずは作品の公式SNS(Twitter、Facebook)やTiMi Studiosの英語公式Twitterアカウント(@timistudios)をフォローしておくとよいだろう。
最近の中国が作るゲームのクオリティが高すぎてビビる
— Takuro Mizobe | Palworld (@urokuta_ja) November 1, 2021
カットシーンからのインゲームへの遷移が自然過ぎて格好良すぎ pic.twitter.com/tkEejObF8z