フロム・ソフトウェアによる新作アクションRPG『エルデンリング』の最新映像が11月4日(木)に公開された。
約17分にわたりゲーム本編の場面やシステムを伝えるプレイ映像がYouTube上でライブ配信され、3ヵ月後の発売を心待ちにする世界中のファンが一斉に注目。動画は1日にして300万回以上も再生されており、Twitterの投稿には執筆時点で2万7000件を超える「いいね」が付く人気ぶりを示した。SNS以外でも有名な経済誌『Forbes』の海外版サイトにニュースとして取り上げられるなど大きな話題を集めている。
2019年の発表後およそ2年ものあいだ続報がなく、長い沈黙を続けた同作のリリースがいよいよ現実味を帯びてきたわけだが、国内の反響はいかほどだろうか。Twitterのコメントを覗いてみたところ、国内では「映像の美しさに衝撃を受けた」という声のほか、「約束された神ゲー」、「期待しかない」といった書き込みなども確認できた。
一方海外では、おもにシステム面での好意的な感想が目立った。フォーラムサイト「Reddit」で多くの共感を呼んでいる投稿をひとつ紹介しよう。
こいつはスゴイや。魔法スキルはユニークでイカしてるし、ゲームプレイの奥行きの幅といったら。城にたどり着くまでのルートは何通りにも分かれてるし、オープンワールドならではの不思議な出会いも楽しめるんだもんな。
しかしながらコアなファンのなかには、フロム・ソフトウェア作品ではおなじみの「パリィ」について、やや後ろ向きな印象を感じた者もいた。敵の攻撃にあわせタイミングよくボタンを押すことで強力なカウンターを放つ「パリィ」は、2019年に発売された『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』での高いアクション性が評価され、同作の人気を押し上げる一因となった。
だが今回の内容を受けて、以前の『ダークソウル』シリーズ時代に「パリィ」のデザインが逆行しているようだという指摘が散見されたのも事実だ。意見が分かれる点かもしれないが、往年のファンたちがそれだけの強い期待を本作に込めているのは確かだろう。
また、弊誌でもたびたび話題に取り上げている“エルデンリングニュースのお兄さん”ことMordecai氏も静かな喜びを露わにしていた。
「508日目」の投稿となった当日の映像では、配信をリアルタイムで視聴。その後2度も映像を見直しながら同作のディテールについて解説と考察を展開した。恒例の『エルデンリング』発売までのカウントダウンは今なお継続されており、同氏のYouTubeチャンネルには動画が連日アップロードされている。
『エルデンリング』は、2022年2月25日(金)に発売予定。PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)へ向けたダウンロード版は事前予約の受付を開始している。パッケージ版の予約も11月5日(金)以降に順次受付をスタートし、価格は通常版が9240円、特典付きのデジタルデラックス版が9900円(各税込)となっている。