米国のアリゾナ大学は、リアルタイム戦略ゲーム『エイジ・オブ・エンパイアIV』を通して同校の歴史学部の単位を取得できる学習コンテンツを発表した。本コンテンツは2022年初頭より作品公式サイト内に実装される予定だ。
『エイジ オブ エンパイアIV』は、人気リアルタイム戦略ゲームシリーズ最新作として16年ぶりに発売されたナンバリング最新作だ。対応プラットフォームはPCで、日本語とXboxゲームパス For PCに対応している。
ゲームは「歴史への回帰」をうたっており、これまで以上に歴史考証へ力を入れている点が特徴だ。キャンペーンモードではノルマン人によるイングランド征服をはじめ、英仏間の百年戦争、モンゴル帝国の拡大、モスクワの大国化が描かれており、ストーリーを通してさまざまな歴史を学べるようになっている。
特にキャンペーンにおける各ステージの前後には、ナレーションとともに実際の戦史跡や政治的な背景が紹介される。また「モンゴル帝国の弓」など、当時に存在した武器の特徴がわかるTipsの映像も専門家による監修のもと作られている。
2022年初頭には『エイジ・オブ・エンパイアIV』のコミュニティタブ「University of Arizona Enhanced Experience」を選択すると、ゲームで描かれた歴史を復習できる学習コンテンツへアクセス可能となる。
この学習コンテンツには、アリゾナ大学の歴史学部で学部長を務めるアリソン・フトレル氏とポール・ミリマン准教授が携わっており、両名は本作におけるTipsの歴史考証の一部を担当しているという。
上記の学習コンテンツはすべてのプレイヤーが利用可能だが、今回の発表はアリゾナ大学へ在籍している学生ならば1単位が付与されるというもの。またアリゾナ大学に入学を予定している人がプレイしていた場合も、入学時に1単位が付与される。学習コンテンツがどのような内容になっているのか気になるところだ。
今回のアリゾナ大学による発表は、歴史考証に力を入れた『エイジ・オブ・エンパイアIV』ならではの施策といえそうだ。
本作は「Xboxゲームパス For PC」へ対応している。「Xboxゲームパス For PC」は最初の3か月を100円で利用できるので、まだ未プレイの人はこの機会に『エイジ・オブ・エンパイアIV』をプレイしてみてはいかがだろうか。