マイクロソフトのゲーミング部門の責任者であるフィル・スペンサー氏は日本時間の1月21日(金)、『コール・オブ・デューティ』シリーズについて、今後もプレイステーション向けにもリリースしていく方針を明らかにした。
Had good calls this week with leaders at Sony. I confirmed our intent to honor all existing agreements upon acquisition of Activision Blizzard and our desire to keep Call of Duty on PlayStation. Sony is an important part of our industry, and we value our relationship.
— Phil Spencer (@XboxP3) January 20, 2022
日本時間の1月18日(火)夜、マイクロソフトは『コール・オブ・デューティ』シリーズをはじめ『ハースストーン』、『キャンディークラッシュ』などのIPを抱えるアクティビジョン・ブリザード社の買収に合意したことを発表し、大きな話題を呼んだ。
これにともない、これまでソニー・インタラクティブエンタテインメントと密接な関係にあった『コール・オブ・デューティ』シリーズが買収によってどのような影響を受けるのか、という点に注目が集まっていた。
フィル・スペンサー氏の発言によれば、同氏はソニーの首脳陣と話し合い、ソニーとアクティビジョン・ブリザードとの既存の契約は、そのすべてを尊重する意向を表明。くわえて、プレイステーションに向けた『コール・オブ・デューティ』シリーズの展開を維持することを望んでいる、と伝えたという。
そのうえで、ソニーがゲーム業界における重要な位置を占めていることを改めて強調し、関係性を大切にしていきたい、という意志を明らかにした。
なお記事執筆時点では、『クラッシュ・バンディクー』や『オーバーウォッチ』、『ディアブロ』など、『コール・オブ・デューティ』シリーズ以外のマルチプラットフォームタイトルに関するコメントは発表されていない。マイクロソフトやアクティビジョン・ブリザードの今後の動向を注視していきたい。