Metaは、同社が提供しているVRブランドである「Oculus」を「Meta」に変更すると発表した。
またそれとあわせて「Oculus Quest from Facebook」のブランド表記は、「Meta Quest」へと変わり、「Oculusアプリ」は今後「Meta Questアプリ」に変更する。
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— Meta Quest Japan (@MetaQuestJapan) January 27, 2022
今回のMetaの発表はきたるべきメタバースを意識したもので、2021年10月には社名を「Facebook」から「Meta」に変更している。
「メタバース」はインターネット上の仮想空間で社会活動が行われる次世代のサービスとして注目されているもので、今回のMetaは「メタバースとは、社会のつながりの次なる進化」、「仮想現実(VR)は、人々がメタバースにアクセスするための最も没入的な方法です」として、VRをメタバースの中核に捉えているようだ。
なおOculusの背景としては、もともとパルマー・ラッキー氏を中心として2012年に設立された会社で、その後VRヘッドマウントディスプレイとして「Oculus Rift」を発表し、製品した。2014年には当時のFacebookが20億ドルでOculusを買収している。
Meta(当時のFacebook)は、2019年にはPCに接続する必要がないスタンドアローン型のVRデバイス「Oculus Quest」、2020年には後継機「Oculus Quest 2」を発売して、ブランドを「Oculus Quest from Facebook」としていたが、今回「Meta Quest」と変わる。
あわせて販売されているヘッドセットの外箱印字や、ソーシャルメディアのアカウント名も変更していくという。
「当社のDNAの中核としてOculusの精神は存続していきます」として、ブランド表記は変更しつつもVRの先駆的なOculusの精神は続いていくとした。