ゲームクリエイターのGarage Heathen氏は2月24日(木)、顔の表情を操作して謎を解く推理アドベンチャーゲーム『Who’s Lila?』をPC(Steam)向けにリリースした。
『Who’s Lila?』では会話による選択システムの代わりに、顔のパーツを動かすことで「怒り」や「驚き」、「悲しみ」、「喜び」といった感情を状況にあわせて導き出していく。物語は高校生の主人公・ウィリアムが、失踪した知人の女性・ターニャを捜索するという形で進行する。
感情表現の苦手なウィリアムは、外出前に家の鏡で表情の練習を行うのが日課だ。目、鼻、口といった各部位を上げたり下げたり閉じたり開いたりすることで、どのような感情として周囲に認識されるのかはUIを通じて画面内に表示される。
ゲーム画面はふたつに大きく分割されており、左側では俯瞰視点によるマップと会話テキストが、右側ではウィリアムや他の登場人物の表情がクローズアップして映し出される。感情の伝え方しだいで物語は分岐し、15の異なる結末が用意されているという。
表情を作るまでの間に時間制限が設けられているのも、現実の会話の緊張感に似た独特のプレイ体験をもたらしている。タイトル名に含まれる「リラ」とは一体何者なのか、ぎこちない表情の下に隠されたウィリアムの本当の感情はどのようなものなのか、画面と向き合いながら思考をめぐらせてみよう。
『Who’s Lila?』は、通常1220円で販売中。日本語には残念ながら対応していないものの、3月3日(木)までの期間は20%オフの976円(各税込)で購入が可能だ。