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時の止まった世界で浮かぶ人々を回しながらゲートまで運ぶ『Clocknockers 2』配信へ。まるで人間サッカーのような、シンプルな仕組みに設定の妙が光る一作

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 ゲームクリエイターのArchor Wright氏が開発を手がける物理パズルアクションゲーム『Clocknockers 2』が、2月25日(金)にPC(Steam)へ向けリリースされる。すでにストアページが開設されており、日本時間で同日の17時に配信を開始する見通しだ。

 『Clocknockers 2』では悪人の手によって時の流れが止められてしまった世界を舞台に、唯一フリーズを逃れた主人公を操作して動きを止めた街の人々を各地にあるポータルゲートへと導いていく。人の運び方は至ってシンプルで、動かしたい方向へ軽く触れるだけでグルグルとややシュールな絵面で宙を360°回転しながら進み出す

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(画像はSteam『Clocknockers 2』より)
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(画像はSteam『Clocknockers 2』より)
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(画像はSteam『Clocknockers 2』より)

 作者自身もストアページ内で「サッカーやホッケーに似たシンプルな仕組み」だと語っているが、開発エンジンのメカニクスを逆手に取った設定付けにより、ひとつの個性的な世界観が成立しているようにも見える。近年Wright氏は驚くほどのハイペースで作品を生み出し続けており、2021年7月リリースの『The Search For Fran』以来、実に13本のタイトルをSteam上で販売している

 さらにitch.ioに至っては、執筆時点で57本もの作品の公開が確認された。数を重ねるごとにグラフィックもより精彩に進化したものとなり、荒めのポリゴンで描写された前作『Clocknockers』に比べると本作はフォトリアルな作風へと変化しているのも特徴だ。

 『Clocknockers 2』の値段や日本語対応については明らかとなっていないが、Steamでの過去作がいずれも100円(税込)である点から、本作もそれに類する価格帯となることが予想される。なお気になるWright氏の素性に関して、かつて「アメリカ国防情報システム局(DISA)」に務めていたという興味深い経歴が同氏のFacebookアカウントの記述により伝えられている。

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(画像はArchor Wright氏のFacebookアカウントより)
ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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