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暴力団傘下の葬儀屋として異形の存在「天使」を狩るRPG『柘榴』(ざくろ)のクラウドファンディングがスタート。リターンにはゲームに出演する権利も

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 ゲーム開発スタジオの密造ポメラニアンは3月2日、同スタジオが手掛けるRPG『柘榴』(ざくろ)のクラウドファンディングキャンペーンをCAMPFIREにて、2月26日より開始したとアナウンスした。

 クラウドファンディングは4月3日(日)まで実施され、目標金額は50万円となる。本作は2022年内にPC(Steam)にて配信を予定している。

インディーゲームのRPG『柘榴』(ざくろ)のクラウドファンディングが開始_001

 『柘榴』は近未来の新宿をゴシックな世界観で描くRPGだ。人間が変位した異形の怪物「天使」の出現により日本から隔離された新宿を舞台に、暴力団傘下の葬儀屋の社員として天使を狩る青年・葦原彌太郎(あしはらやたろう)の物語を描く。

 隔離され荒廃した新宿では暴力団のほか、宗教団体も権威を獲得している設定であり、本作はゴシックな美意識を通奏低音に、ストリートと神秘的なモチーフが入り混じる世界観となる。

 メインビジュアルはイラストレーターの冬城ゆう氏が担当しており、赤黒い血液がほとばしる陰鬱な世界に耽美な艶やかさを演出する。

インディーゲームのRPG『柘榴』(ざくろ)のクラウドファンディングが開始_002

 各章でのメインキャラクターのセリフはフルボイスで、公式サイトでは葬儀屋の代表、ヤンキー、ゴスロリなど固有のコンテクストを抱えたメインキャラクターのボイスやビジュアル、紹介文を観覧可能だ。

 紹介文の一部はテキストが伏字で掲載されており、なかでも目の下のクマとセクシーな衣装が印象的なキャラクター「篠ノ井梢」の紹介ページでは句読点と「歳」の一文字以外が伏字になっている。

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(画像は柘榴より)

 戦闘システムはリアルタイムで進行するコマンドバトルの形式となっており、プレイヤーは最大3人のキャラクターを同時に操作しながら戦闘を行う。

 戦闘中のUIデザインはは敵への攻撃時にコマンドウィンドウが表示されない設計となっており、リアルタイムで進行する緊張感に重きをおいた設計となる。

 また、敵の攻撃にタイミングを合わせることで攻撃を無効化するシステム「ディフレクト」、連続で攻撃できるがリスクのある「連撃」、回復や状態異常など様々な効果を発動する「スキル」も用意される。

 いっぽう、マップの探索パートは横スクロールで移動するかたちとなっており、荒んだ新宿を徘徊し、NPCとの会話も楽しめる。会話中の選択肢は物語の行末を左右するものも存在し、特に暴力団と宗教団体との関係性は物語の鍵を握るという。

 会話パートではまばたきを初めとする2Dのアニメーションも用意され、アドベンチャーゲームのような体験も期待できるだろう。

 クラウドファンディングはエンドロールにクレジットが掲載される1000円のプランから参加可能であり、このほかゲーム本体や冬城ゆう氏によるイラストPDF、ゲーム本編へNPCとして登場する権利が用意されている。

 興味がある読者はキャンペーンに参加して『柘榴』と密造ポメラニアンの今後の動向に着目しよう。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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