株式会社ポケモンの子会社であるThe Pokémon Company Internationalは3月4日(金)、ウクライナ国家への人道的支援を行うアメリカの非営利団体「GlobalGiving」に対し、20万ドル(約2300万円)を寄付すると発表した。
Our hearts go out to the kids & families of Ukraine 💙💛 pic.twitter.com/vsZuQtYmX6
— Pokémon (@Pokemon) March 3, 2022
同社は公式Twitterアカウントを通じて、以下のように述べている。
ウクライナおよび東欧諸国において、危機的状況は深刻さを増しています。家族の離散を招き子どもたちの安全を脅かすこうした事態は、胸を苦しめるものです。
The Pokémon Company Internationalは人道的支援を目的とし、弊社のパートナーであるGlobalGivingへ20万ドルの即時寄付を行います。
非営利で活動する同団体は、渦中にある家族や子どもたちを支える主要な組織へと円滑に資金を届けてくれるでしょう。(※筆者による日本語訳)
2002年に設立されたGlobalGivingは支援者と活動団体の橋渡し役として、これまでに6億5300万ドル(約754億円)もの資金調達を手がけてきた実績を持つ。ウクライナに関しては「Ukraine Crisis Relief Fund」と題したクラウドファンディングを公式サイト上で展開し、特定の病気を抱える者への支援から対爆シェルターの修繕までを含む40以上のプロジェクトに向けて集めた資金を分配している。
激化する現地の情勢をめぐってはゲーム業界においてもさまざまに波紋が広がっており、世界的人気コンテンツを提供する同社も自らの立場を明らかとした形だ。親しみやすいキャラクターを通じて子どもを中心とした幅広い世代に愛される『ポケットモンスター』シリーズが、平和や安全のシンボルとして存在感を強めている。