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『ファーミングシミュレーター 22』環境に優しい農業を取り入れた無料DLCを配信開始。土壌の性質や種を巻く量の調整など細部までより詳しく迫る体験に、EUの支援を受け開発

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 GIANTS Softwareは4月19日(火)、開発を手がける『ファーミングシミュレーター 22』について、サステナブルな農場運営に焦点を当てた無料ダウンロードコンテンツ(以下、DLC)「Precision Farming」を公開した。あわせてゲームプレイを改善し、新たな農業機械を追加するアップデート「バージョン1.4」を配信している。

 リアルな農業体験が楽しめるシリーズ最新作として2021年11月にリリースされた本作では、四季の要素やブドウ、オリーブ、モロコシといった作物が導入され、畜産や林業を含む幅広い農場運営に浸ることが可能だ。

 今回公開されたDLCは農業機械メーカーのJohn Deereをはじめ、複数のパートナー団体との共同で開発されたもの。本プロジェクトにはEU(欧州連合)やヨーロッパでフード・イノベーションを主導するEIT Foodも資金を提供。内容としては農地や農作物の状態を細かくコントロールし、収量や品質の向上を目指しつつ次年度の計画へと反映させる「精密農業(Precision Farming)」呼ばれる手法が取り入れられている。

『ファーミングシミュレーター 22』環境に優しい農業を取り入れた無料DLCを配信開始_001
(画像はYouTube「Precision Farming Free DLC – Get Sustainable in Farming Simulator 22!」より)
『ファーミングシミュレーター 22』環境に優しい農業を取り入れた無料DLCを配信開始_002
(画像はYouTube「Precision Farming Free DLC – Get Sustainable in Farming Simulator 22!」より)
『ファーミングシミュレーター 22』環境に優しい農業を取り入れた無料DLCを配信開始_003
(画像はYouTube「Precision Farming Free DLC – Get Sustainable in Farming Simulator 22!」より)

 持続可能な農業を行うための農機やツールは計8種が登場。サンプルを採取して土壌の性質を確認したり、農業機械で1平方メートルあたりに巻く種の量を指定したり、農地の状態が環境へ与える影響を数値で測定するといった新たなシステムを通じて、効率性と環境負荷の軽減を両立しよう

 また、最新アップデートとなる「バージョン1.4」においては、農機の動作に関わるものを中心に多岐にわたる修正が加えられている。チェコの農業機械メーカー・Salekによる実在の農機5台をはじめ、CLASSやJungheinrichといったドイツ企業からもそれぞれ1台ずつのマシンも新たに仲間入りを果たす形だ。

 『ファーミングシミュレーター 22』は、PS5PS4Xbox Series X|SXbox One、PC(Steam)に向けて発売中。弊誌ではマシーナリーとも子氏やハンバーガー氏によるプレイレポートのほか、本作の開発会社で共同CEOとクリエィティブディレクターを務めるトーマス・フレイ氏へのメールインタビューも掲載しているので、興味を持たれた方はあわせてご覧いただきたい。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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