『シノミリア』などの作品で知られるボードゲームデザイナーの大塚健吾氏は、4月30日(土)より最新作『サラウアバク』のAmazon予約ページをオープンした。
すでに一時はAmazonの「おもちゃ」カテゴリにおける人気度ランキングの1位に浮上するなど、人気を博している様子だ。
『サラウアバク』
— 大塚健吾 ボードゲームデザイナー (@kengo6312) April 30, 2022
Amazonおもちゃ人気度ランキング1位だ!!
めでたい!!なんだコレ!!すごいぞ!!
おお!!おお!?
え、なにこれ!すごいんじゃない!?え、どうなの!?
やった!!なんかよくわかんないけど、やった!!!https://t.co/CZObHQMxTv pic.twitter.com/uoLFpbWdHI
作者の大塚健吾氏は『理想の納豆』や『ギリギリカレー』など数々のボードゲームを手がけ、ほかのボードゲーム作家からは「様々なテーマを正しくボードゲーム化する職人」、「ゲームシステムにそこはかとない性格の悪さが見え隠れする」などと評される人物である。
特に「ギャンブル漫画の主人公のようなボードゲーム体験」を楽しめる『シノミリア』は、性格の悪さを前面に押し出した集大成と自ら語っている。同作は事前のクラウドファンディングで450個以上、累計では6000個以上の累計販売個数を記録した。
また、吉本興業所属の4名で構成された「ガーリィレコードチャンネル」によるプレイ動画「藤原竜也とシノミリア」は、記事執筆時点で90万回以上再生されるなど、多くの注目を集めた。
『サラウアバク』は、4月23日(土)から開催していたゲームマーケット2022春にて初めてお披露目された、ふたり用の推理ボードゲームである。キャラクターデザインを『逆転裁判』シリーズの岩元辰郎氏が担当、同梱小説を執筆したのは『逆転裁判』や『逆転検事』に携わった山﨑剛氏だ。
プレイヤーはそれぞれ探偵側と怪盗側に分かれ、カードを使ったお宝をめぐる心理戦に挑む。探偵側は本物のお宝を守るようにカードを配置しつつ、6人の容疑者から怪盗が誰に変装しているのかを考える。対する怪盗は、本物のお宝がどこに隠されているのかを探りつつ、変装がバレないように盗み出す手段を講じていく。
一見不可能にも思える状況から怪盗はどうやってお宝を盗み出すのか? というワクワク感と、怪盗が変装しているのは誰なのか、そして探偵はそれを当てられるのか? というドキドキ感をボードゲームで表現することに注力したという。
今回、岩元辰郎氏と山﨑剛氏、そして『シノミリア』にも携わったグラフィックデザイナーの出嶋勉氏からは、本作の制作秘話を語ったコメントも寄せられている。
岩元辰郎氏
キャラクターデザイン、キャラクターイラストを担当しました、岩元辰郎です。
大塚さんからの提案で、カードゲームの、と言うよりアニメなどのキャラクター原案の様な気持ちで作らせてもらいましたが、これが上手くハマって楽しみながら描けました。プレイしながら探偵と怪盗の物語を楽しむ気持ちも持ってもらえたら嬉しいです!山﨑剛氏
『サラウアバク』の同梱小説を執筆した山﨑剛です。
小説は、ゲームの前日譚にあたり、怪盗と探偵の因縁の始まりが描かれます。華麗なる怪盗クロワソンと、泥臭く熱い探偵シャロクの対比を大事に書きました。小説を読むと、ゲームプレイに更に熱が入ると思います。小説のオリジナルキャラにも注目してもらえると嬉しいです。
キャラクターのネーミングもお手伝いしました。みんな名前に由来があるので、ぜひ推理してみてください!出嶋勉氏
グラフィック担当の出嶋です。岩元さんのイラストがかっこいいので、そこを邪魔せずに全体の雰囲気を出すことを心がけました。打ち合わせ中、探偵物あるあるで盛り上がったりして楽しい制作でした。大塚さんの前作シノミリアで使ったモチーフを再利用したので、大塚さんのファンの方にも喜んでもらえればうれしいです。
『サラウアバク』は現在、Amazonにて予約を受付中、5月2日(月)より発売開始する予定だ。熱い駆け引きを楽しみたい、という方は購入を検討されてみてはいかがだろうか。
電ファミ × 『サラウアバク』
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) July 7, 2022
推理ボードゲーム『サラウアバク』に「制作者5名のサイン」を入れて3名様にプレゼント@denfaminicogame
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プレイヤーはそれぞれ探偵側と怪盗側に分かれ、お宝をめぐる心理戦に挑む▼https://t.co/8zaj7aE4vY pic.twitter.com/uCUXQeRfbi