日本一ソフトウェアは5月13日(金)、2022年3月期の決算短信を公開した。
資料によれば、当期の業績については売上高57億1684万3000円(前年同期比7.8%増)、営業利益15億6651万7000円(同25.5%増)、経常利益16億8897万7000円(同31.4%増)、当期純利益12億7339万8000円(同40.7%増)を記録したとのことである。
主軸となるエンターテインメント事業においては、パッケージタイトルとして『イースⅨ -Monstrum NOX-』や『屍喰らいの冒険メシ』、『真 流行り神3』など合計8タイトルを発売。同時に『夜廻三』、『void* tRrLM2();//ボイド・テラリウム2』などの開発を進めてきたという。
あわせて、海外インディーゲームを発掘し国内に向けての移植や販売を行うプロジェクト「日本一 Indie Spirits」として、『メイデン アンド スペル』と『Darkwood』の2タイトルを発売。スマートフォンアプリとしても『ボウリング』や『ミックスフィーバー』などの5タイトルを配信した。
そのほか、北米や欧州、アジア地域に向けた国内タイトルのローカライズやカードゲームショップ「プリニークラブ」の運営も継続して実施。結果として、本事業では売上高56億6186万6000円(前年同期比7.3%増)、営業利益20億7948万7000円(同15.0%増)となり、好調に推移していることがうかがわれる。
そのほか、学生支援を目的として岐阜県内の大学学生寮2件の運営を行っており、こちらは売上高5497万6000円(前年同期比112.1%増)、営業損失2333万7000円(前年同期は営業損失3035万7千円)となった。
今後については引き続きコンシューマーゲームを主力としつつ、さらなる新規IPの創出に注力していく姿勢だ。過去IPの有効活用と新規IPの収益の最大化を目指し『void* tRrLM2();//ボイド・テラリウム2』の発売を予定しているほか、北米子会社NIS America, Inc.とも連携し、Steamへも積極的に商品展開を行っていくとしている。
次期の連結業績については売上高63億7861万7000円、営業利益14億2436万3000円、経常利益14億3359万7000円、純利益9億3567万4000円を見込む。詳細については、日本一ソフトウェア公式サイトの「お知らせ」も参照されたい。