映画監督のトッド・フィリップス氏は6月8日(水)、映画『ジョーカー』の続編とみられる台本の画像を自身のInstagramにて公開した。投稿からは『Joker: Folie à Deux』と記されたタイトルの文字が確認できる。
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DCコミックス『バットマン』シリーズに登場するヴィラン(悪役)の「ジョーカー」を主人公として描いた映画版は2019年の劇場公開を経て、「第92回アカデミー賞」で作品賞や監督賞などを含む最多11部門にノミネートされるなど高い評価を獲得した。
同作の続編が進行中という報道は海外のハリウッド情報メディア「The Hollywood Reporter」が2021年の時点で、フィリップス氏が脚本を共同執筆する契約を結んだという形で伝えていた。同氏は『ジョーカー』において監督と脚本を手がけており、今回公開された台本の表紙には前作でも執筆に参加したスコット・シルヴァー氏の名前もクレジットされている。
またInstagramでは、前作でジョーカー役を演じたホアキン・フェニックス氏が台本を眺める写真もあわせて投稿された。執筆時点で具体的な情報は明らかとなっていないが、製作の進行を示唆する内容として前述のThe Hollywood Reporterでも報じられている。
なおタイトル名との関連を想起させる「Folie à Deux」とは、フランス語で“妄想性障害”の意を持つ感応精神病の一種。特定の個人の妄想が感染し、複数人で共有される症状を示す言葉となっている。