開発元のRedbeet Interactiveは日本時間の6月21日(火)、『Raft』をPC(Steam)向けに正式リリースした。
『Raft』は小さなイカダから始まるオープンワールドサバイバルクラフトゲーム。Steamでは2018年から早期アクセス版を配信してきたが、今回ついに正式リリースへと至った形である。
本作は海上がおもな舞台となっており、プレイヤーは「フック」を使って海に浮かぶ漂流物を集め、自らの拠点となるイカダを拡張していく。サバイバルゲームらしく空腹や喉の渇きといった要素が採用されているため、生き延びるためには釣りをして食料を集めたり、清浄器を作って飲料水を確保したりといった工程が欠かせない。
襲い来るサメの脅威から身を守るために武器を作り、イカダを強化して身を守る。最初はほんの小さなイカダの上で過ごすことになるが、素材を集めて拡張していけば立派な拠点となる。作物を育てるためのプランターや調理器をそろえ、より便利に生活を送れるよう建築を進めていこう。
今回、正式リリースにあたってはこれまでで最大となるアップデートが行われ、ストーリーはついに完結を迎えるという。かつては富裕層が暮らしていたという「Varuna Point」と雪に覆われた「Temperance」という新たなロケーションが登場。さらに、もうひとつ目的地となる場所が実装されているとのことだが、こちらについての情報は伏せられている。
ツール面では、食材からスムージーを作る新たな「ジューサー」が登場し、特定の料理と組みあわせることでバフを得られるとのこと。また、主要な島に新たに配置された交易所では、不要な資源をさまざまなアイテムと交換することが可能となった。このほかにも既存アイテムの上位版など、非常に多くのアイテムや機械設備、装飾品が追加されている。
プレイアブルキャラクターも4名が追加され、豊富な新コスチュームも収録。「アンコウ」や「ホッキョクグマ」といった新たなエネミーも実装されており、既存プレイヤーの方も新鮮な冒険が楽しめそうだ。くわえて、バグの修正やユーザーインターフェースの刷新、ゲームの最適化などもなされているとのことである。
『Raft』は現在、フルリリース版をPC(Steam)向けに配信中。価格は定価で1980円(税込)となるが、7月8日(金)までの期間限定で15%オフの1683円で販売中だ。正式リリースでさらに豊富なコンテンツを収録した本作を、この機会に楽しんでみてはいかがだろうか。