アメリカ在住のYouTuber、マイケル・ピック氏は6月20日(月)、制作した縦208cm×横104cmの特大サイズとなるXbox Series Xのドキュメンタリー映像を自身のチャンネルを通じて公開した。内部に搭載した実機を使ってゲームプレイも可能な本作品は、“世界最大のXboxコンソール”としてギネス世界記録にも認定されている。
持ち前の技術力を発揮してDIY動画の投稿を続けるピック氏がギネス入りを果たしたのは、今回が初めてではない。同氏は2021年に作り上げた“世界最大のナーフガン(おもちゃ銃)”でも認定を受けているほか、過去には縦76cm×横180cmの“巨大Nintendo Switch”も制作している。
ピック氏はマイクロソフトがプロモーションの一環として販売したXbox Series Xモチーフの小型冷蔵庫「Xbox Mini Fridge」に着想を得て、今回の特大コンソールの制作を開始。木材を使って組み立てた外装にペイントを施し、端子類の接続ポートや電源を入れた際の発光までをも忠実に再現している。
同氏は特に大変だった箇所として、ケースの上部をあげている。いくつもの穴が空き、ゆるやかにカーブした形状を模倣するのはひときわ骨の折れる作業だったようだ。3Dプリントしたパーツを接着剤でつなぎ合わせて解決するまでには2週間もの時間を要したという。高さは2mを超えるため多くの者が直接目にできないものの、出来栄えには満足しているとピック氏は話している。
制作された特大Xbox Series Xは2400万人以上のチャンネル登録者数を持つYouTuber、ZHC氏の手によって側面にグラフィックが描かれたのち、ジョージア州・アトランタにある青少年向け施設「YMCA Youth and Teen Development Center」へと寄付された。冒頭に掲載した動画の後半では、お披露目に歓喜の声をあげ興奮する子どもたちの反応を目にすることが可能だ。
2度目のギネス世界記録入りを遂げたピック氏が次はどのような挑戦で私たちを驚かせてくれるのか、今後の活動に注目していきたいところだ。