開発元のDigital Extremesは7月17日(日)、新作ゲーム『Soulframe』を発表した。
Now in early development: #Soulframe – an open world adventure from the creative minds behind #Warframe.
— Digital Extremes (@DigitalExtremes) July 17, 2022
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Digital Extremesは基本プレイ無料のTPS『Warframe』の開発、運営元として知られるカナダのゲーム開発企業だ。こちらはNintendo SwitchやPS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、PCといった幅広いプラットフォームにおいて展開しており、多彩な能力をそなえた「WARFRAME」を操るバトルを楽しめる作品として広く知られる。
今回、『Warframe』の大型イベント「TennoCon 2022」の中で、新作にあたる『Soulframe』が開発中であることが明らかにされた。
記事執筆時点ではそのゲームプレイについて公開されている情報は少ないが、映像の中では神秘的な雰囲気を放つ獣や、ユニークな鎧と兜に身を包んだ敵、相手を石化してしまう剣など、世界設定の片鱗を感じさせる演出が多数登場している。パワードスーツなどSF的なモチーフが多い『Warframe』とは一線を画す雰囲気がうかがえる。
あわせて公式サイトでは「ENVOYS OF ODE SKY」(オードの空の使者)の文章とともに、映像中でも謎の衝撃波を放っていた異質な右腕のアートが並ぶ。くわえて、サイト中に用意されたパズルを解くことで映像ともリンクするような3枚のコンセプトアートが公開されている形だ。
本作の開発を主導するため『Warframe』ディレクターを辞任したというSteve Sinclair氏は、海外メディア「The Washington Post」の取材にて「『Soulframe』は『Warframe』の続編ではなく姉妹」と説明している。
『もののけ姫』や『ネバーエンディング・ストーリー』といった作品から影響を受けており、産業化と自然の間で起こる衝突を描く。自然や復元といったテーマに焦点をあてた物語が展開されていくようだ。
アクション性については『Warframe』がスピード感のある射撃戦にフォーカスしているのに対し、『Soulframe』は重々しい近接戦闘を軸とした作品になるという。一方でいわゆる「ソウルライク」の流れに乗っているわけではないと強調しており、『エルデンリング』を「絶対的に素晴らしい」と称賛しつつも、別の方向性の優れたゲームプレイを模索している姿勢を示している。
『Soulframe』はまだ開発の非常に早い段階にあるが、そんな中でも本作を公にした理由にはコミュニティからのフィードバックを受け取る狙いがあるようだ。1年以内にも『Soulframe』はプレイ可能なバージョンとして公開できるよう開発を進めており、ユーザーからの実際のリアクションをもとにリリースへの道を歩むプロセスを踏むことが予告されている。
『Soulframe』は基本プレイ無料での配信を予定しており、記事執筆時点ではタイププラットフォームや詳細なリリース時期については明らかにされていない。大きな成功を収めた『Warframe』開発元による新たなプロジェクトということもあり、今後の続報にも注目していきたいところだ。