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「週刊少年マガジン」の歴史を紐解く『「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか? 1959─2009』が発売開始。ちばてつや氏をはじめとした貴重なエピソードが明かされる

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 星海社は、フリーライターの伊藤和弘氏の著作『「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか? 1959─2009』を発売開始したと発表した。

 価格は税別1100円、224ページ。Amazonでの取り扱いは7月21日からとなる。

 『「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか? 1959─2009』は、「週刊少年マガジンのはじまりから、やがて遅れて市場に参戦した「週刊少年ジャンプ」との熾烈な争いに至るまで、長い歴史を築き上げた当事者たちの肉声によって紡がれる実録マンガ史。

 ちばてつや氏川崎のぼる氏のレジェンドはもとより、歴代編集長など『週刊少年マガジン』の核心を担った人物たちに対する5年にわたったインタビューを通じて、貴重なエピソードが次々と読者に明かされる。

 目次は以下のとおり。

■目次
第1章 「少年マガジン」誕生 1959年
第2章 魔球ブームと「W3」事件 1960-1965年
第3章 第1次黄金時代 1965-1970年
第4章 原点回帰 1970-1978年
第5章 逆風 1978-1985年
第6章 24年ぶりの栄冠 1986-2000年
第7章 創刊50年を超えて 2001-2009年
Special Interview「週刊少年マガジン」第11代編集長 栗田宏俊

『「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか? 1959─2009』が発売へ_001
(画像はTwitterより)

 『あしたのジョー』にはなぜヒロインが2人いるのか、『釣りキチ三平』に両親がいない理由とは。そのほかにも編集長が変わると、雑誌はどう変わるのか、なぜマンガ家は徹夜してしまうのかなどをそれぞれのマンガ家や編集者本人の口から語った取材をもとにしており、本邦初公開のエピソードが盛り込まれている。

 執筆したのは朝日新聞社のウェブサイト「好書好日」で「マンガ今昔物語」を連載しているフリーライターの伊藤和弘氏だ。34ページまで読める「試し読み」も公開されている。

 マンガの歴史が知りたい人、「週刊少年マガジン」ファンならば必読の本といえそうだ。

 書籍『「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか? 1959─2009』は本日、発売開始だ。またAmazonでの取り扱いは7月21日からとなる。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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