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悪夢のような世界を孤独にさまようホラーゲーム『Scorn』ゲームプレイ映像が公開。H.R.ギーガーやズジスワフ・ベクシンスキーから影響を受けた不気味すぎるビジュアルが特徴

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 開発元のEbb Softwareは9月21日(木)、『Scorn』の約8分におよぶゲームプレイ映像を公開した。

 『Scorn』はイラストレーターや造形作家として知られるH.R.ギーガー、画家のズジスワフ・ベクシンスキー、作家のフランツ・カフカといった人物から影響を受けたホラーFPS。プレイヤーは不気味な造形で満ちあふれた悪夢のような世界を旅し、生き物のような銃で立ちはだかる敵を倒しながら進んでいく。

 何よりも目を引くのは、内臓をモチーフにしたような有機的かつグロテスクなビジュアル。クリーチャーはもちろんのこと、背景やインタラクト可能なオブジェクトまで、一切が見る者を不安にさせるようなデザインをなされている。ただ歩いているだけでも息苦しくなるような、強烈な雰囲気が本作の大きな魅力のひとつと言えるだろう。

『SCORN』約8分間におよぶゲームプレイ映像が公開、10月21日発売1
(画像はSteam『Scorn』販売ページより)

 本作は「世界に突然投げ出されたら」をコンセプトとして開発されており、プレイヤーはこの悪夢じみたフィールドを孤独にさまようこととなる。各エリアはそれぞれテーマをもって制作されており、それに即したパズルやキャラクターで物語の重厚な背景を描く。エリアは迷路のように設計されているため、注意深く探索を行っていく必要があるという。

 以前に公開された映像では生物的なデザインの銃を手に、クリーチャーと交戦する様子も描かれていた。ロードアウトには制限も課されるとのことで、プレイヤーは戦闘を行うか、戦いを回避するか、その行動が世界におよぼす影響を考えなくてはならないとのこと。先へ進むためには、さまざまなプレイスタイルが要求される作品となるようだ。

 今回公開された映像はプロローグ部分のゲームプレイを8分半程度にわたって切り出したもので、パズルや探索的な面に焦点が当てられている。そのため戦闘シーンの描写はほぼ行われていないが、その不気味な雰囲気は存分に味わえる内容となっている。

『SCORN』約8分間におよぶゲームプレイ映像が公開、10月21日発売2
(画像はSteam『Scorn』販売ページより)

 『Scorn』はXbox Series X|SとPC(Steam、Epic Games Store、GOG.com)向けに10月21日(金)の発売を予定している。本作の詳細については、各ストアページや公式サイトなども参照されたい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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