KONAMIは『サイレントヒル』シリーズの情報番組「SILENT HILL Transmission」を公開し、『サイレントヒル2』のリメイク版を発表した。対象プラットフォームはPS5。PC版もリリース予定となっている。なおSteamのストアページも公開されており、表記によれば日本語吹き替えにも対応しているという。
開発は『レイヤーズ・オブ・フィアー』のBloober Teamが担当。クリーチャーデザインとして伊藤暢達氏、音楽として山岡晃氏の公表されている。ゲームエンジンはUnreal Engine 5が採用されている。
PlayStation.Blogではリメイク版のグラフィックや新機能に関する記事も公開。原作へのリスペクトある開発を約束しており、「他に類を見ない『SILENT HILL 2』の雰囲気を残しつつ作品の全体的なゲームプレイ要素を現代的なものへと引き上げる」ことを重要な目的のひとつとして挙げている。
新要素としては現代的な三人称視点となる「肩越し視点」を採用しており、カメラ視点の一新にあわせて戦闘システムなどを再構築しているとのこと。またモーションキャプチャで登場人物の表情などを含めよりハイクオリティなアニメーションが実現されているという。
またグラフィック面では、Unreal Engine 5の完全ダイナミックなグローバルイルミネーション技術の「Lumen」と、レベルデザイナー向けツール「Nanite」によって、これまで不可能だったレベルで『サイレントヒル』の世界が表現できるように。PS5の3Dオーディオ機能、Wwiseサウンドエンジンによるサウンドも特徴として挙げられている。SSDストレージ技術により、ロード画面を”見ることがない”とも記載されている。
なおBloober Teamが手掛けた『The Medium』でもあったDualSenseコントローラーを使った機能も存在しているが、現時点では詳細は秘密だそうだ。こちらは今後の続報に期待したい。