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「はじめしゃちょー」が企画部長を務める非対称型のホラーゲーム『かみながしじま〜輪廻の少女〜』が発表。9人の少女と「カミ」との戦いを描く「実況しやすさ」を意識した作品に

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 LiTMUS株式会社と株式会社Aimig、株式会社講談社は12月1日、各社が共同開発する非対称型の対戦ホラーゲーム『かみながしじま〜輪廻の少女〜』を発表した。

 対応プラットフォームはiOS、Androidで、リリース時期は2023年の3月を予定している。

 本作はUUUM専属クリエイターである「はじめしゃちょー」さんが「はじめぶちょー」として企画部長を担当。企画は3社共同で取り組み、UUUMのグループ企業であるLitMUS株式会社がパブリッシングを担当し、『ドラゴンクエストタクト』『脱獄ごっこPRO』を手掛ける株式会社Aimingが開発、出版社である講談社がメディア展開を担当する異色かつ豪華な布陣で開発される。

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 本記事では、禍々しいホラー要素の強い作品ながら「神田明神」のイベントホールにて実施された制作発表会の様子をお届けする。

 発表会では司会をインパルスの板倉俊之氏、ナレータやイベントコンパニオンとして活動する石寿友花氏が担当。ゲームの概要や今後の展望のほか、スペシャルゲストである南條愛乃さん、本作の公式コスプレイヤーのトークセッションも実施。南條愛乃さんや公式コスプレイヤー、公式コスプレイヤーに抜擢されているグラビアアイドルのファンは、記事末尾に掲載するフォトセッションも要チェックだ。

カミとヒトが戦う非対称型のオンラインアクションゲーム『かみながしじま〜輪廻の少女〜』

 『かみながしじま〜輪廻の少女〜』は強大なひとりのカミと4人のヒトが戦うホラー要素のある非対称型オンラインアクションゲームだ。

 舞台は呪われた離島。プレイヤーはカミと、カミとヒトのどちらかを操作し、カミはヒトの全滅を、ヒトはフィールド上の結界を解除して脱出を目指していくこととなる。

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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)
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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)

カミは霊体であるため、直接ヒトに攻撃することはできない。島内には狼、カラス、イノシシのほか、カミに仕える神獣が用意されており、カミは島内に存在する生物たちに憑依することでヒトを襲うことができる。

 ヒトが一定数動物を倒したり、脱出すべく結界を解除することでカミは直接攻撃可能な顕現体に変化し、ヒトたちを迎え撃つことが可能だ。

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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)

 カミはそれぞれ特殊なスキルを有している。たとえばカミのひとりである「ヒルコ」は「擬態」という能力を持っており、ヒトを模した姿に変化する。本能力を使用することで敵を油断させ、だまし討つこともできるという。

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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)

 いっぽう、ヒトは異なるトラウマを抱えた9人のキャラクターから任意の人物を選択し、4人で協力して脱出を目指す。島には回復アイテムや武器が配置されているため、アイテムを活用しながら島を閉ざす「結界」を複数解除し、脱出口を通過すれば勝利だ。

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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)

 キャラクターはそれぞれパーティーでの役割を持っており、さまざまな場面に対応できる「オールラウンダー」、戦闘に長けている「アタッカー」、回復を得意とする「メディック」、敵の発見とテルスが得意な「スカウト」、結界の解除が早い「エンジニア」の5つのタイプに区分されている。

 いずれのキャラクターもカミに愛される「適正因子」を持っており、ヒルコの力により呪印が刻まれることで戦闘に役立つ固有のスキルを有している。スキルの詳細は続報にて明かされるそうだ。

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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)
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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)

 さらに本作にはキャラクターごとの物語を描くシナリオモードも用意。本モードでは女性キャラクターたちが抱えるトラウマの真相や、カミの出征に纏わるエピソード、「カミがヒトを直接殺さず、なぜ誘拐してから殺すのか」、「舞台となる離島にはなぜ廃バスなどの文明の痕跡があるのか」といった島の謎も明かされる。

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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)

 くわえて、具体的な名前は今後発表されるが、「萌え系」や「ホラー系」のコンテンツとのコラボレーションも予定しているという。

発売に向けたプレゼントキャンペーン

 発表会では3つのプレゼントキャンペーンを発表した。

 ひとつめは発表会と同日に開設された『かみながしじま〜輪廻の少女〜』の公式Twitterに関するもの。同アカウントのフォロワー数が3.5万人を達成することで、ゲーム開始時にプレイアブルキャラクターのひとりである「今別府ほむら」のアバターが全員に配布される。

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(画像はかみながしじま~輪廻の巫女~(@kamimiko_PR)さん / Twitterより)

 ふたつめは、南條愛乃氏と本作の公式コスプレイヤーのサイン色紙がそれぞれ抽選で1名に当たるキャンペーン。参加方法は公式Twitterアカウントをフォローすることのみだが、同アカウントのキャンペーンツイートをリツイートすることで応募口数が2倍になる。

 三つめは、iPhone14のプレゼントキャンペーンだ。「サイン色紙」と同様の方法で応募および応募口数の増加が可能だ。iPhone14のプレゼント数は公開時には未定であり、「はじめぶちょー」氏が部長として2つのサイコロを振り、責任を持って決定した。

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 サイコロをふると絶妙な数値の目が出たように見えたが、「はじめぶちょー」の“力”によって出目が変化し、抽選で12名に当たる運びとなった。

 各プレゼントキャンペーンの応募期間は12月10日(土)23時59分までとなる。

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(画像はかみながしじま~輪廻の巫女~(@kamimiko_PR)さん / Twitterより)

 このほかに、「今別府ほむら」の公式コスプレイヤーオーディションが実施のオーディションが開催される。募集対象は「国内外問わず、コスプレやゲームが大好きな方」となっており、応募条件は自推で、各種プロモーション活動に協力可能であることが条件となっている。

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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)

3社ならではの強みを活かした今後の展望。元マガジン編集長によるメディアミックス展開

 発表会ではLiTMUS株式会社の代表取締役社長である笠原直人氏、株式会社Aimigの代表取締役社長である椎葉忠志氏、株式会社講談社の少年・少女部門である第三事業局長を務める栗田宏俊氏が登壇し、各社の取り組みや今後の展望について語った。

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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)

 LiTMUS株式会社はパブリッシングを中心に企画とマーケティングを担当。同社の今後の展望としては「年齢層や性別、ゲーマーであるか否かに捕らわれない幅広いユーザー」に本作が楽しまれる状況、そして本作のキャラクターが活躍する機会をさまざまに用意し、出版や映像といったさまざまなメディアミックス展開を目指すという。

 2点の目標に向けて、同社はUUUMグループの企業であることを活かし、ゲーム実況者とのコラボを予定しているという。

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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)

 続いて企画と開発を担当する株式会社Aimigの椎葉忠志氏は、同社がオンラインゲームを得意とする企業であり、自社内でヒット作を手掛けるチームが本作の開発を手掛けることを明かした。また、本作の企画は同社が培ってきたあらゆるノウハウを活かせるものであると語った。

 同時に、三社共同開発であることから、ゲームのリリース時期を絶対に延期できない緊張感もあり、身が引き締まる同社の状況をコミカルに紹介した。

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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)

 そして、講談社の栗田宏俊氏は自身が8月まで週刊少年マガジンの編集長を担当していたこともあり、リリースと同時期に本作のコミカライズ作品を漫画アプリ「マガジンポケット」にて連載予定であることを発表した。

 本作の詳細は明かされていないが、編集はマガジン編集部が担当し、『東京卍リベンジャーズ』『不滅のあなたへ』の編集者が担当編集者を務める。さらに、ゲームのリリース時には講談社のすべての漫画雑誌で告知を行い、力をいれて本作に取り組むと意気込みを語った。

 栗田宏俊氏によると、メディアミックスが成功する秘訣は「魅力的なキャラクターの有無」である。この論理にならって本作に着目すると自衛官や「ふとかわ」アイドルといった個性豊かな設定を携えた女性キャラクターが多数存在するため、メディアミックスに最適だと考えているそうだ。

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(画像は新作アプリゲーム『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』制作発表会 – YouTubeより)

 3社が今後の展望を語ったのち、UUUM専属クリエイターである「はじめしゃちょー」あらため、本作の企画部長を務める「はじめぶちょー」が登壇した。

 同氏は2022年から制作に参加しており、ゲームの企画を決定する段階から開発に携わっている。ゲームの開発が進めば複数回に渡るテストプレイを共同で実施し、ゲームデザインやキャラクターの設定といった各要素の発案のほか、改良へ向けた意見の交換などに参加している。

 なかでも注目したいのは、同氏の意見を反映することで「実況を意識したゲームデザイン」を目指したという点だ。カミの能力やホラー要素といったゲームのギミックは、リアクションや実況を行いやすいデザインが施されているそうだ。

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  また、キャラクターに関しては同氏が『ひぐらしのなく頃に』を愛好していることもあり、本作に謎やダークな設定を持つ「美少女キャラクター」が登場することを改めて紹介。しかし、自身の好みだけでなく、公共的な好みを意識する必要があるため、「キャラクターのビジュアルだけでもさまざまな意見を交換した末に完成した」とゲーム開発でのエピソードを軽快に語った。

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「南條愛乃」さんがスペシャルゲストとして登場

 発表会にはスペシャルゲストとして『ラブライブ!』絢瀬絵里役、『探偵オペラ ミルキィホームズ』明智小衣役などで知られる声優および歌手の南條愛乃さんが登壇した。

 南條愛乃さんは本作のプレイアブルキャラクター「岳見・エレイン・沙羅」役を務める。同キャラクターを演じるにあたって南條愛乃さんは、キャラクターの「女性として自衛官のレンジャー」を務める出自や意思の強さを意識したという。

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 本作「ホラー要素」にちなんで「実際に経験した怖いエピソード」を問われると、「冷蔵庫の中に入れっぱなしの果物がある」というなまなましいエピソードを披露。サブタイトルの”輪廻”にちなんで「生まれ変わったら何になりたいか」という質問には「金持ちの猫になりたい」とずぼらでキュートなコメントを寄せた。

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 最後に、司会の板倉俊之氏がゲーム内のセリフをお願いすると、その場で台詞を「披露可能か否か」が不明なため、”未だ収録していないがありそうな台詞”として「くらえ」の一言を披露した。

豪華絢爛な公式コスプレイヤー

 『かみながしじま〜輪廻の少女〜』には公式コスプレイヤーが存在する。9名のプレイアブルキャラクターのうち8名設けられており、9人目の「今別府ほむら」は募集中だ。

 公式コスプレイヤーを担当する方は各キャラクターのビジュアルや出自にちなんだ配役がなされており、「まりちゅう」こと長澤茉里奈さんや橋本梨菜さんなど、著名なグラビアアイドルとして知られる人物も抜擢されている。発表会では公式コスプレイヤーのランウェイやトークも実施されており、興味がある読者はアーカイブを視聴しよう。

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 記事の末尾には公式コスプレイヤーのランウェイやフォトセッションのスチルも掲載する。

 公式コスプレイヤーは以下のとおり

・天音みこ役 脳て
・岳見・エレイン・沙羅役 かざり
・南愛海役 長澤茉里奈
・細野光役 りさまる
・桜川舞役 花奈澪
・有櫛小姫役 橋本莉菜
・八意胡蝶 椎名ひかり
・桃園ありす役 橋本一愛

(敬称略)

 非対称対戦型のオンラインアクションゲーム『かみながしじま〜輪廻の少女〜』の対応プラットフォームはiOS、Androidで、リリース時期は2023年の3月を予定している。

 事前登録は公式Twitterをフォローすること。

 本作の新情報は順次公開されるため、興味がある読者は本作の公式Twitterをフォローして配信開始を待とう。

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ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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