Riot Gamesは12月6日(火)、『Project L』の開発進捗を報告する動画を公開した。今回の動画はいくつかのバトルシステムを紹介するもので、動画は日本語字幕にも対応している。
『Project L』は『League of Legends』の世界をベースにした対戦格闘ゲーム。ふたりの異なるキャラクター(チャンピオン)でチームを組んで対戦するタッグチーム形式を採用しており、チームメイトを呼び出すアシスト攻撃や対戦中のキャラクター切り替えといった要素を採り入れた作品だ。
また8月に公開された映像では、本作を基本プレイ無料で配信すると発表。あわせて開発チームのメンバーには格闘ゲームのベテランがそろっている、と語り「自分たちが嫌だと思うことはやらない」方針を強調した。こうした流れをくみ、マネタイズ手法もプレイヤーの時間と金銭状況に配慮する姿勢を示している。
今回公開された映像ではエグゼクティブ・プロデューサーを務めるTom Cannon氏のほか、ディレクター兼ゲームプレイデザインリードのShaun ‘Unconkable’ Rivera氏が出演。本作のアクションをいくつか取り上げ、開発中のゲームプレイ画面とともに紹介していく内容となっている。
まず基本的な移動操作として『Project L』には歩き、走り、ダッシュ、チェーンダッシュ、ジャンプ、ロングジャンプ、スーパージャンプなどが用意されている。それにくわえて多くのキャラクターは固有の空中移動手段を持っており、各キャラクターがアクロバティックに動くスピード感あふれるゲーム性が見て取れる。
またタッグシステムについてもその概要が明らかにされ、まずひとつ目が「アシストアクション」。どのチャンピオンにも2種が用意され、画面外から攻撃してくれるというものだ。入力を長押しすると「チャージアシスト」へと変わる。
ふたつ目が操作キャラクター(ポイント)とアシストの両方が画面にいるとき、すぐに操作対象をアシスト側のキャラクターに切り替える「ハンドシェイクタッグ」だ。アシストアクションで呼び出したキャラクターは攻撃後もしばらく画面に残るらしく、ふたりで挟みこんでガードを崩したり、コンボを伸ばしたりといった運用が可能なようだ。
3つ目が「ダイナミックセーブ」で、こちらはアシストキャラクターがポイントを守って相手のコンボを中断させるアクションである。ゲーム開始時から使用可能で、成功すれば相手のラッシュを断絶することが可能だ。一方で読み切られてしまうとカウンターの餌食となるため、使うタイミングなどに気をつかう必要があるだろう。
『Project L』の配信時期や対応プラットフォームについては、記事執筆時点では明らかにされていない。『League of Legends』という著名なタイトルを題材とした格闘ゲームとして、本作の今後の情報発信にも注目していきたいところだ。