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『ウィザードリィ』の伝説的小説『隣り合わせの灰と青春』30年以上の時を経てまさかのコミカライズが連載開始。ベニー松山氏と蝸牛くも氏による、ふたりのウィザードリィ小説作家の対談も公開

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 リイド社は12月23日、3DダンジョンRPG『ウィザードリィ』を原作とする小説『小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春』(以下、隣り合わせの灰と青春)をコミカライズ化した『魔境斬刻録 隣り合わせの灰と青春』の連載を、同社が運営する漫画サイト・コミックボーダーにて開始した。

 またblueprintは同日、『隣り合わせの灰と青春』の作者であるベニー松山氏と、12月9日に発売された『ウィザードリィ』を元とした小説『ブレイド&バスタード -灰は暖かく、迷宮は仄暗い-』(以下、ブレイド&バスタード)の作者である蝸牛くも氏による対談を、同社が運営する本と漫画の情報サイト・リアルサウンドブックにて公開した。

 『隣り合わせの灰と青春』は、1988年に発売されたベニー松山氏による小説だ。3DダンジョンRPG『ウィザードリィ』の第1作である「狂王の試練場」のノベライズ作品であり、同作に登場する呪文やシステムなどを独自の解釈で自然に取り入れつつ、そのストーリーをシリアスに描いた作品となっている。

 今回公開された『魔境斬刻録 隣り合わせの灰と青春』は、32年以上の時を経て、これをコミカライズした作品だ。侍に転職した人間の主人公・スカルダとその仲間たちが、邪悪な魔法使いによって奪われた王の「護符」を奪還すべく、モンスターの蠢く迷宮へと挑む姿が描かれる。

 なお版権の問題なのか、本作ではウィザードリィの名は冠されておらず、王の名がトレボーからベルターグへ、魔法使いの名がワードナからディレーナへと変更されるなど、一部の名称は変更となっているようだ。

『ウィザードリィ』の伝説的小説『隣り合わせの灰と青春』30年以上の時を経てまさかのコミカライズが連載開始_001
(画像は『魔境斬刻録 隣り合わせの灰と青春』SCENE1より)

 また同日には本と漫画の情報サイト・リアルサウンドブックにて、『隣り合わせの灰と青春』の作者であるベニー松山氏と、『ゴブリンスレイヤー』などのライトノベル作品で知られ、12月9日に『ウィザードリィ』を元とした小説『ブレイド&バスタード』を発売した蝸牛くも氏による対談も公開された。

 『ブレイド&バスタード』は、『ウィザードリィ』シリーズを元としたオリジナル小説となっており、こちらも『ウィザードリィ』特有の世界観をダークに描いた作品となっている。DREノベルスのサイトでは同作の第一部ラストまでが試し読み可能となっているので、気になった方はこちらもあわせてご覧いただきたい。

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(画像はリアルサウンドブック ベニー松山 × 蝸牛くも、ウィザードリィ対談より)

 『魔境斬刻録 隣り合わせの灰と青春』は現在、コミックボーダーにて連載中だ。

 また『隣り合わせの灰と青春』の作者・ベニー松山氏と『ブレイド&バスタード』の作者・蝸牛くも氏による対談は、リアルサウンドブックにて公開中となっている。

ライター
85年生まれ。『勇者のくせになまいきだ。』シリーズの代表的プレイヤーとして名を馳せたツルハシの化身。 10代の頃、メックシューターゲーム『ファントムクラッシュ』とその続編『S.L.A.I.』の世界にハマり、 ディスプレイ越しに見た2071年に帰るべく日々を生きる。TCGとボードゲームも好物。
Twitter:@Dump29

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