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軽量・手軽なSONYのモバイルモーションキャプチャー「mocopi(モコピ)」が発売。VTuber事務所の大手「ホロライブプロダクション」でも今後の配信に活用へ

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 ソニーは、軽量や手軽さを主な特徴とするモーションキャプチャーデバイス「mocopi(モコピ)」の販売を1月20日(金)より開始した。

 価格は4万9500円(税込)となっている。

 「mocopi」は、センサー本体とスマートフォンのみで全身の動きをアバターへ反映する“フルトラッキング”を利用できるモーションキャプチャーデバイスだ。VRシステムやリアルタイムなモーション入力を実現できるほか、屋外でも使用できる。従来のモーションキャプチャーでは別途でセンサーを購入しなければいけない製品や装着時の不自由さなど、始めるためにかなり高いハードルが存在した。

 しかし本製品は、上記の点を大きく解消している。使い方は直径32mm/厚さ11.6mm/重量8グラムの小型センサーを頭と両手、腰、両足の計6点に装着後、スマートフォンにBluetoothで接続するだけ。映画やゲームの撮影ドキュメントで見るような専用のスーツを着用する必要もなく、普段着のまま手軽に使用できるのだ。

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(画像はモバイルモーションキャプチャー mocopi | ソニーより)

 ほかにも、VRSNS『VRChat』や開発プラットフォーム「Unity」、「バーチャルモーションキャプチャー」などのソフトウェアにも対応しており、メタバース上でのコミュニケーションやVtuberなどの3D配信にも活用できる点が本製品における最大の魅力であろう。

 本製品については、カバー株式会社の運営する大手VTuberグループ「ホロライブプロダクション」が今後の配信システムへ導入することを発売と同時に発表している。

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(画像は『ホロライブ』公式Twitterアカウントより)

 今後は2Dの絵を立体的に動かす技術「Live2D」と「フェイストラッキング機能」「ハンドトラッキング機能」を主体とした配信スタイルに加えて「mocopi」を使用した全身トラッキング配信も準備が整った所属タレントから随時投稿されるようだ。

 今回「mocopi」の発売にあわすてネット上の反応を見てみると、Vtuberの2D/3D配信を綺麗に見せるソフト「Shoost」を開発している「MuRo」氏は、実際に「mocopi」を使用してUnity上の3Dモデルを動かしている。映像ツイートではステージ上を歩いたり手を動かしたりしているが、違和感なく滑らかに動いている様子を確認できる。

 加えて、メタバース系VTuberの「なでしこ大和」氏も実際に『VRChat』で「mocopi」を使用している。ツイートの映像を確認すると『VRChat』ならではの激しい動きや座った姿勢なども綺麗にキャプチャーされている精度の高さを見て取れるだろう。

 上記のほかにもさまざまな投稿がなされているが「mocopi」の仕様に満足している人は数多くいるようだ。一方で、対応しているスマートフォン機種の少なさや多少のラグについて難色を示すツイートも確認できた。連携するデバイスの性能や使用の用途、使用前の準備によっては十分なパフォーマンスを発揮できない場合もあるようだ。

 『mocopi』は現在ソニーストアで4万9500円(税込)で販売中。モーションキャプチャー入門にもってこいの本製品。公式Twitterアカウント(@raynosbySony)では使い方に関するヒントも紹介されているので、興味のある読者は購入の検討にあわせてチェックしておくと良いだろう。

ライター
マヌルネコを愛してやまない雑多ゲーマー。好きなゲームは『DEEMO』シリーズ、『A Hat in Time』、『エターナルリターン』、『Red Dead Redemption 2』
Twitter:@cookieP_Sub

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