ポーランドのゲーム開発会社であるTechlandは2月1日(水)、同社が展開するオープンワールド型のゾンビサバイバルアクションゲーム『Dying Light(ダイイングライト)』について、シリーズ累計での販売本数が3000万本を突破したことをSteamニュースページ上で明らかにした。
なお、同日にはシリーズ2作目『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』(以下、ダイイングライト2)の発売1周年を記念する「ブラッディ・アニバーサリー」などのゲーム内イベントおよび大型アップデートが配信されたほか、Techlandが販売するSteam版やXbox Series X|S/Xbox One版、スパイク・チュンソフトから発売中のPS5/PS4版を50%オフの価格で購入できる記念セールも開催中だ。
2015年に第1作を発売した『ダイイングライト』シリーズは、ウイルスのまん延によって無尽蔵のゾンビが徘徊する終末世界を舞台に、建物の上を飛び回るパルクールアクションや独自に製作した武器・トラップなどを駆使して生き延びる一人称視点のサバイバルアクションゲームである。2022年4月時点の発表で第1作は累計2000万本を販売していたほか、複数回の延期を経て登場した続編『ダイイングライト2』も発売から1ヶ月で累計500万本の売り上げを記録するなど、プレイヤーコミュニティの助けを得ながらTechlandの代表的な作品へと成長している。
今回の発表に際して、『ダイイングライト2』の開発・運営を統括するチーフクリエイティブオフィサーのエイドリアン・シゼフスキー氏は開発への取り組みの決意とともに「私たちはここで立ち止まることなく、今後も素晴らしいコンテンツを提供してゲームをサポートしていきます」と述べている。加えて、販売などを統括するチーフ・パブリッシング・オフィサーのオレグ・クラポフスキー氏もプレイヤーコミュニティへの感謝を述べるとともに「ゲームの開発とサポートだけでなく、他のメディアへの展開も視野に入れています」と新たなメディア展開に関するコメントも残したようだ。
また、今回の大型アップデートではPS5とPS4間およびXbox Series X|SとXbox One間でのクロスジェネレーションに対応。異なる世代のバージョン同士でもマルチプレイを楽しめるようになったほか、音響・アニメーション効果や協力プレイ要素など、多岐にわたる修正と調整が加えられたようだ。
さらに、Techlandの公式Twitterアカウント(@TechlandGames)では『ダイイングライト2』の製作に「1500人以上の開発者・アーティストが携わった」とするスタジオの概要や重要なキーワード、ポートフォリオをまとめた資料(ハンドアウト)も公開されている。
Celebrating the first year of #DyingLight2 Stay Human and the eighth year of #DyingLight, we are proud to say that we have sold 30 million copies of games under the Dying Light franchise so far!
— Techland (@TechlandGames) February 1, 2023
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上記のほか日本時間2月1日(水)早朝にTwitch上で実施されたTechland初の公式ライブ配信では、戦闘およびパルクール・移動表現の進化や追加ストーリーコンテンツ第2弾など、2023年における『ダイイングライト2』の開発ロードマップが紹介されている。
本記事の冒頭でご紹介した記念映像に発表内容のダイジェストがまとめられているので、興味があればあわせてチェックしておくとよいだろう。